第十回 南光・南天ふたり会7/11~続けてきたら…

2021年7月11日
横浜にぎわい座で開催された『第十回南光・南天ふたり会』を現地鑑賞。

『らくおん』メンバーで、唯一現地で観られていなかった南天師匠の高座。
今回初めて観る事ができました。

一方、南光師匠といえば、法律の相談員というイメージしかなく…(;’∀’)

演目

桂南光/桂南天 ご挨拶
桂南天 普請ほめ
桂南光 鴻池の犬
~仲入り~
桂南光 上方噺家列伝
桂南天 幸助餅

まとめ

こんな楽しい二人会が毎年開催されていたなんて…
情報のアンテナを高くしなければならないなあと反省しました(;’∀’)
もう少し行動範囲を広くしなければならないですね。

来年もまた、横浜でお二方とお会いできるのが楽しみです。

ご挨拶

南天師匠が入門された時のエピソードを語ってくださいました。
高校卒時に一度断られて帰り、四年後の大学卒業時に改めて入門なさったんですねー。

南光師匠に攻められ、タジタジになっている南天師匠が新鮮です。

4月に古希記念落語会を開催した南光師匠。
「続けて来たらダメなんですか?」とぼやいてました(笑)

南天さん・普請ほめ

『牛ほめ』は何度か聴いたことがあるのですが、普請ほめは初めて聴きました。
最後に牛が出てきたら、牛ほめになるのということでしょうか。

台本はある程度覚えて行くに限りますね。
手元のカンペを見ながらの口上でもお小遣いもらえたのは、ある意味奇跡というかなんというか。

後輩である、桂ひろばさんの天然エピソードが面白すぎました。

南光さん・鴻池の犬

「とっとことっとことっとこ…歩く」
これにより鴻池家の家の広さを表現しているそうです。

この歩き方は米朝師匠と枝雀師匠の型があるそうです。
南光師匠は、枝雀師匠の型で進めてました。

鴻池善右衛門の子息が抱える犬に出世した『クロ』
以前飼っていた犬に酷似しているから、という理由で出世するとは羨ましい…

先日、膝にたまった水を抜く注射をされた南光師匠。
その時のエピソードに大爆笑しました。
ご本人の名誉のため、『ここだけの話』にしておきます(笑)

仲入り

南光さん・上方噺家列伝

上方落語家の中でもいきじご…じゃなくて、生き字引の南光師匠。
二席目は漫談形式で、昭和の名人のエピソード集でした。

名人列伝を話しながらも現在の方に毒を吐く(笑)
こういうお話は何度聴いても飽きないでしょうね。

特に松鶴師匠とのお話は面白かったなー。
人間、どこでチャンスが巡って来るかわからないですね。

南天さん・幸助餅

米餅問屋の主人が相撲に入れ込んでしまい、店を潰したところからお話が始まります。
関取の『雷五郎吉』は、なけなしの30両を奪っていく悪役かと思いきや…

雷は自分の責任で旦那の店を潰してしまったことに、負い目を感じていたのでしょうか。
涙を飲んで悪態をつく場面は、振り返れば泣けてきますね。
最後は大団円の感動するお話でした。

いわゆる『タニマチ』という人々は贔屓にすると、なにかにつけて祝儀を渡すようで(;’∀’)

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