2022年2月11日
横浜にぎわい座で開催された『第十一回 米紫・吉弥ふたり会』現地鑑賞。
米朝事務所主催で年1回開催されている、気鋭のお二方による大人気公演です。
演目
~仲入り~
桂吉弥 お玉牛
桂米紫 ねずみ
まとめ
このお二方なら外れはないと思っていましたが、期待通りとても楽しい公演でした。
2020年の公演が年末まで延期されたため今回から仕切り直し?
次回開催は来年でしょうか。今から楽しみですね!
米紫さんはこの日のトリネタが『ねずみ』
翌日は『猫の日落語会』(上方落語協会主催)でトリネタが『猫』
対称的なネタを演る事になったそうです(笑)
トークコーナー
吉弥さんの東京での評判は、『きっちりしている怖い人』のようです。
ノリが軽い米紫さんと対称になっていることを嘆いてました(笑)
お二方が歩んでこられたキャリアにも関係があるのでしょうか。
吉弥さんの一番弟子である弥太郎さんのお話も。
発信している事を見る限り、かなり先進的な取り組みをされているようです。
今後も注目したい噺家さん?です。
米紫さん・兵庫船
出航した船の『帆』、アクションが面白かったです。
なぞかけを「かけたら解ける」、氷に太陽・なめくじに塩(;’∀’)
「しょーもなっ!」と言いながら適当な事を言う喜六。
我慢の限界がきた清八は、「海へはまれ!」と激怒してました(笑)
吉弥さん・つぼ算
「3円50銭の3円をとるのは無茶やけど、50銭とるならなんとか…」
戦いは店に入る前から始まっていたんですね。
終いには番頭さんにも頼られる買い物上手の徳さん。
ただ値下げ交渉をするのではなく、比較対象を入れると上手くいくと…
後学のため、役立てて参ります(笑)
仲入り
吉弥さん・お玉牛
お玉さんの代わりに寝ていた牛がちょっとかわいかったです。
はめもの入りはやっぱりいいですね!
まくらでは、三代目春団治師匠のような羽織脱ぎを。
脱ぎ方が綺麗ですね。
米紫さん・ねずみ
一度悪い方へ転がると何をやっても裏目に出る事はありますね。
主人の落ち目にめげず、店を切り盛りしたあっぱれな子供。
応える左甚五郎もさすがの人格者ぶりでした。
それにしても、番頭と結託して店を乗っ取った後妻には憤りを禁じ得ないですね。
ねずみの彫り物とトラの彫り物が対峙した、オチの後のお話があれば聴いてみたいものです。
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