2021年1月23日
お江戸日本橋亭で開催された「第16回東京桂福丸を聴く会」に行って参りました。
前回は福丸さんお一人でしたが、笑福亭鉄瓶さんがゲストにご来京。
鉄瓶さんは、1月21日に公開された「えんとつ町のプペル」(主題歌)を上方落語家でカバーの動画がバズってます。
演目
桂福丸 ふぐ鍋/稽古屋
笑福亭鉄瓶 お花半七(宮戸川・上)
~仲入り~
桂福丸 寝床
福丸さん・ふぐ鍋

元日、喜楽館興行のお話が面白かったです。
今でこそ笑い話なのですが、当日は大変だったのでしょうねえ…
酔っ払いの後ろに警察官が立っている。想像すると笑えます。
仕事を終えた警察官「我々の入場料は?」粋ですね。
ふぐ鍋は、ふぐの毒味を誰にさせるか?というお話です。
旦那と幇間、お互いふぐを食べたことがないので押し付け合う二人。
お酒を飲みたいが、ふぐは食べたくない幇間が遠回しに遠慮。
察してほしいのかな?(;’∀’)
結局、「お余りを」というおこもさんに毒味をさせるのですが…
「あんたえげつないな!わしダメならあのおこもさんか!」と言いながら、「そうしましょう」とすぐ手のひらを帰す幇間が面白かったです。
おこもさんは居眠り中「しびれるー!」とは言っていなかったようですが、無事完食。
豆腐を丸呑みしながら、おいしくふぐを食べた二人でしたが…
福丸さん・稽古屋
弟弟子である福龍さんの密着番組で、激怒する演出をした福丸さん。
それを見て涙した両親の映像が流れて世界中の悪者になったとか(;’∀’)
しかも、その演出が自分に帰って来たようで…
上方のはめものがたくさん使われている稽古屋。
福丸さんと言えばこのネタという印象が強いです。所作がとても綺麗ですね。
「りーあげやー」で稽古屋を質屋と勘違い。
「腰折りなはれ」を勘違いして格子を壊し、子供のお芋を全部食べる喜六でした。
う・め・は・さ・い・た・か!(;’∀’)
鉄瓶さん・お花半七

オンラインでは何度か観てましたが、現地では初めての鉄瓶さん。
東京への反骨心は共感できてお会いできるのを楽しみにしてました。
高座を聴いてわかりましたが、客席とのやり取りで盛り上がるタイプの芸人さんですね。
無観客収録はテンポがずれるので、5秒ごとにテロップを入れてほしいとの事でした(笑)
また、先日起きたら布団が濡れていたお話も面白かったです。
こちらは1月18日放送のOBC「hanshikaの時間」でも語られてます
(アーカイブ1/25まで)
鉄瓶さんのお花半七は登場人物のキャラが強かったです。
「のみこんだおじさん」はまったく関係ない男女7組を夫婦にしてしまう辣腕。
逃げる半七を追いかけるお花の表情が怖い…
そして、半七はおじさん宅の前でお花さんを必死で隠しながら、「私とあなたは関係ない!」「肥後熊本でも行ってしまえー!」という狂気の表情に大爆笑しました。
仲入り
福丸さん・寝床
寝床は旦那さんが住人に義太夫を聞かせるお話です。
考えようによっては「ジャイアンリサイタル」か!?
福丸さんが現在ドラえもん大喜利をされてるので、ちょっと勘ぐってしまいました。
稽古で「うぇーうぇー」えづいている旦那が…(笑)
おかみさんには、カラスが鳴いている?とばっさり斬られてるので相当ひどいのでしょうね…
住人、従業員から反故にされ激怒した旦那ですが、おだてに弱い。
「家を発つよりは節々が痛くなっても」と諦め、我慢会である義太夫語りを聞く皆さんでした。
まとめ
緊急事態宣言中難しい判断だったと思いますが、開催頂きありがとうございました。
こんなご時世だからこそ、東京にお越しいただく上方の落語家さんに感謝しつつなるべく足を運んでいきたいと思います。
「東京桂福丸を聴く会」次回の開催は5月23日。
鉄瓶さんの次回ご来京は3月21日「鉄瓶・佐ん吉落語らいぶ」との事です。
おまけ
会場近くのバス停で見つけました。
ドラえもんとGUCCIのコラボ!?

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