2020年2月20日
国立演芸場で開催された「第503回花形演芸会」を現地鑑賞。
この会自体が賞レースになってます。
ルールは下記の通り。
やっぱりよくわからない(;’∀’)

演目
林家やまびこ 出来心
春風亭一蔵 鷺とり
柳家勘之助 権助提灯
桂雀太 粗忽長屋
青空一風・千風 漫才
三遊亭萬橘 藪入り
まとめ
やまびこさんからの開口一番「こんばんは」縛りが最後まで(笑)
雀太さんのシュールな粗忽長屋から、萬橘さんの爆笑話藪入りへ極上の流れでした。
萬橘さんの眼鏡を取った姿も初めて見ました。
というか、代書屋じゃない演目を聴くのも初めてかな?
末広亭で何度か高座を拝聴しているのですが、いずれも代書屋だった気がします。
やまびこさん・出来心
2021年3月1日より二つ目に昇進されます。
一蔵さん曰く、「落語協会20年に1人の逸材」
うっかりエピソードをたくさん聞くので、今後どのようなご活躍をされるのか今から楽しみです。
一蔵さん・鷺とり
一蔵さんは2回目かな?
体型のせいもあるのでしょうが、圧が(;’∀’)
鷺を捕って、飛ばされて、練馬区に落ちる。
そして花形演芸会銀賞を受賞した、春風亭一蔵由来の一席でした(笑)
前歯の出てるスズメと鷺の表現が面白かったなあ。
ああいうやり方もあるのかと感じました。
勘之助さん・権助提灯
女のやきもちは表に出さない。
弱火で、遠火で、じっくり、真っ黒に。
遠赤外線のように焼かれるそうです(笑)
本宅・別宅を行ったり来たりするが、結局入れてもらえない旦那さん。
権助が戸を叩きながら囃し立てる様子が面白いですね。
「月々銭持ってくる旦那がきたぞー」
「また来たぞー、きっとあと何回か来るぞー」
「だんだん面白くなってきたぞー」
「そろそろ許してやれー」
雀太さん・粗忽長屋
困る世話役のおじさんと、その隣で囃し立てる野次馬の絡みに大爆笑。
亡くなった当人を連れてくるとなれば、予定を潰してでも見たくなります(゚∀゚)
帰って来るなり「待ってました!」と盛り上がってました。
芳公はアホではなく、死んでいる事にただただ気が付いていないだけ(笑)
「初回の分際で死んだような気になってるんじゃないぞ!」
と意味不明に怒られ現場に駆け付ける。
「私、死んでました?」
ここで舌鳴らすのが最高ですね!
当日の雀太さんキレッキレだったなあ。
かなり調子よかったのではないでしょうか。
一風千風さん・漫才
千風さんがすかして、一風さんが上手い事言う骨組みだったでしょうか。
雀太さんからの流れを引き継ぎ、シュールで面白かったです。
萬橘さん・藪入り
こんなに面白い話になるんだなという印象。
いままで聴いたことない藪入りで衝撃を受けました。
サゲに繋がる、ネズミの懸賞の話が自然に出て来る構成もお見事。
実家に帰って来る亀吉を連れまわしたい父でしたが、
いざ帰ってきたらずっとうつむいてました。
「あいつ、大きくなったんだろうなあ」
Σ(´∀`;)
一回も見てないのか…
「亀はそんなことしない!」
「あの野郎、やりやがったな!」
掌をくるっくる返す父にも大爆笑しました。
萬橘さんは、自粛で家にいるのが長いと自信を失い、力を失う。
そして、世の中がおかしくなっている様子を観察しているようで…
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