2021年12月18日
国立演芸場で開催された『第513回花形演芸会』を現地鑑賞。
今回はトリが雀太さん・ゲストが爆笑問題さんと、豪華共演です。
演目
三遊亭まんと 出来心
春風亭昇羊 悋気の独楽
柳家㐂三郎 唖の釣
鈴々舎馬るこ 阿武松
~仲入り~
まとめ
ネタが飛んでも、アドリブ・力技で会場を沸かす爆笑問題さん。
観たことがない技で会場を沸かす仙成さん。
そしてシュールなネタでじわじわ笑いの波を起こす雀太さん。
仲入り後の流れが完璧で、終演予定時間を大幅にオーバーする白熱の公演でした。
昇羊さん・悋気の独楽
「旦那~会いたかったですの~。にゃ~ん」
旦那が来た時に横揺れするおきよさん。
兄弟子である昇吾さんのお話が面白かったなあ。
仕事はIT関係→ネットカフェの店員
歴史が好き→何時代が好きなんだ?「学生時代」…(;’∀’)
㐂三郎さん・唖の釣
上野寛永寺・殺生禁断の地、不忍池で釣りをする七兵衛と与太郎。
見回りに見つかった時、逃げるため意表を突くには?
某落語のサゲを連発したのが面白かったです。
舌が吊った七兵衛の身振り手振りにも爆笑しました。
『㐂』は常用漢字ではないため、記事には●→注意書きなど別の書き方になります。
文字化けしたら『&♯13314;』になるそうです。
実際に、『柳家&♯13314;三郎』の宛名で郵便が届いたことがあるとか(笑)
馬るこさん・阿武松
第六代横綱・阿武松の出世物語。
力士のような体型の(失礼…)馬るこさんに似合うか!?
地元の地名・板橋と『戸田の渡し』が出て来るので思い入れは強いです。
大食漢の主人公、長吉は能登の故郷から追い出され、武隈からもクビを切られ。
クビを切られた理由は、おかみさんのお尻を触れなくなるから(;’∀’)
「一日七升食べる人は人間ではない」そうかもしれない…。
「な~に、武隈!うらみはらさでおくべきか!」
錣山の下で出世した長吉は、対峙した武隈を投げ飛ばします。
大一番に臨む長吉の目が血走ってました…食べ物の恨みは恐ろしい(笑)
仲入り
爆笑問題さん・漫才
お二方の円熟した芸・そしてアドリブ力を見せて頂きました。
次から次へと弾が出て来るし、動じない姿はさすがの一言。
中二の娘さんに慎重を抜かれた田中さん、途中ネタを飛ばしたようです。
話はそこから、太田さんが司会を務めた選挙特番のお話に。
大炎上しましたが、あれには黒幕がいたとかいなかったとか(笑)
「年寄りが寝てんだよ!」と、なぜか窓を開けて激怒するおじさんが面白かったです。
『路上飲み』は、オリンピックのマラソンだった!?
仙成さん・曲芸
鍬の曲芸が素晴らしかったです。
お茶碗を二つ、その上にお茶を入れたグラスを乗せて振り回す。
見事なバランスで落ちないという、驚愕の曲芸でした!
雀太さん・胴乱の幸助
シュールなネタをやる雀太さんは天下一品!
笑いの外堀を埋められ、逃げられなくなる感覚がたまらないです。
おやっさんのドヤ顔もクセになります。
人間・犬・さらに浄瑠璃の仲裁までするおやっさん。
お酒欲しさに喧嘩を起こしている人々が、ちらほらいるような気もしますね(;’∀’)
冒頭の二人は厚かましくも、お酒のおかわりとお土産をせびってました。
浄瑠璃の師匠に、「お半長右衛門の仲裁をしたら報告する!」と啖呵を切ったおやっさん。
どのように報告したのか、興味あります(笑)
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