2022年1月15日
国立演芸場にて開催された『第514回花形演芸会』を現地鑑賞。
トリが喬介さん・ゲストが一之輔さんと、今回も豪華な顔付け。
下記演目表に記載の通り、大入りだったそうです。
演目
入船亭辰ぢろ たらちめ
立川寸志 片棒
柳亭緑也 武助馬
瀧川鯉八 ぷかぷか
~仲入り~
春風亭一之輔 蝦蟇の油
まんじゅう大帝国 漫才
笑福亭喬介 へっつい幽霊
まとめ
独特な新作落語を演った鯉八さんに毒を吐く一之輔さん。
アクの強い二人のあと、空気を変えたまんじゅう大帝国さんの漫才はお見事でした。
トリの喬介さんは、相変わらず軽やかな高座で抜群の安定感。
『へっつい幽霊』のお話自体初めてだったので、新鮮な気持ちで聴くことができました。
次回のご来京も楽しみに待ってます!
寸志さん・片棒
子供が一人という変化は考えましたね!
お弔いに大金をつぎ込む兄の話をすべてフリにして、『ケチの子供はケチだった』
この演出は膝を叩きました。
お弔いでは、祝儀をもらって祝儀袋だけ返すようで(;’∀’)
赤西屋禁断の文句「買う」「雇う」…(笑)
緑也さん・武助馬
掘っ立て小屋が倒れる様子は、ドリフターズの『全員集合』の場面が思い浮かびます。
案外、武助馬を参考にしているのかもしれないですね…そんなわけないか。
客入りがない一座に豪勢な差し入れ。
するとあのような体たらくになるのでしょうか(笑)
鯉八さん・ぷかぷか
「なんかいいことないかな~」
誰もが日々口にする言葉ですが…。
何というか…世界観が独特ですね(;’∀’)
場面転換が早いので、頭をフル回転させる高座でした。
スカウトされて、スターになって、写真撮られて、落ち目になって再起。
オチが秀逸で面白かったです。
仲入り
一之輔さん・蝦蟇の油
前方の鯉八さんに噛みつく一之輔さん。
今後、鯉八さんの亜流が出てくることに、危機感を抱いているようです。
今年は『昭和97年』、いまでも昭和の人間でいたいと仰ってました。
酔った露天商が、刀で紙切りをしようとする→三味線が悪ノリ→「かんべんしてください!」と土下座する一之輔さんに会場が湧きました(笑)
ちょいちょい入るプロレスネタがΣ(゚Д゚)
リック・フレアー、タイガー・ジェット・シン。
まさに昭和ですね(お二方ともご健在です)
喬介さん・へっつい幽霊
へっつい幽霊は初めて聴きました。
幽霊が出るので夏のお話なんですね。
怖い話ではないので、夏じゃなくてもいい気はします。
「うらめしや~、金かやせ~」
毎晩へっつい(かまど)から出現し、家主を驚かせている幽霊。
が、あまり気が強くないらしく、熊五郎さんの覇気に押され縮こまる様子が可愛かったです。
終いにはお足も奪われ、散々な目にあってました(笑)
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