2020年7月19日 「第五回上方落語にZoomイン!」を生視聴。
題名の通り、Zoomを使用しての落語会です。
メンバーは「らくおん」の南天師匠・かい枝師匠・福丸さん・華紋さんの4名。
今回も趣向を凝らした斬新な表現方法で大爆笑!
お腹がよじれるかと思いました(´▽`)
演目
桂福丸 月並み丁稚
桂南天 強情灸
桂華紋 太鼓腹
桂かい枝 青菜

オープニングトーク
福丸さんが、実際の撮影風景を見せて下さいました。
更に音がずれていたため、微調整をする様子も見せて下さるというサービス。
機材が増えると接続がややこしくなるという福丸さん。
「フクマルスタジオ」もはや業者の方ですね(;’∀’)
生+配信が多くなったと仰るのは華紋さん。
今後の感染状況次第では配信のみになる可能性もあるので、どちらもやっているのがいいのでしょうね。
福丸さん・月並み丁稚

江戸落語では「粗忽の使者」という演目です。
ただし完全に同じ話ではなく、「粗忽の使者」は武家ですが、こちらは商家です。
お馴染みの丁稚さだきちが、「十一屋」へ口上の使いに行くことになりますが、屁理屈を言いながら中々口上を覚えられません。
あきれた店主ですが、それでもさだきちを使いに出しました。
十一屋に着いたさだきちですが、案の定口上を覚えていません。
適当な口上をして帰ろうとしますが、何とか口上を思い出させたい十一屋。
さだきちが物忘れをしたときは、いつも女中さんにお尻をつねってもらっているそうです。
毎回つねられているので硬くなりすぎたお尻は番頭さん、関取がつねってもビクともしないお尻、大工の頭領が姿を現しますが…
福丸さんのさだきち好きなんですよね!
屁理屈の言い方が憎たらしくてとてもよかったです(´▽`)
南天さん・強情灸

今回は全体ではなく、初めて胸から上で落語をやってみるという初めての試みとの事!
灸(やいと)屋で年増の女性と順番を変わった際、いいところを見せたい男は32個のお灸をいっぺんに据えてくれ!と言ったところ、大将は止めずにいっぺんに据えました。
熱くて飛び出てしまった男は、格好が悪いからもぐさもらってきて隣のおばさんにやってもらっているそうです。
その話をしたところ、もう一人の男は「ほんまもんの灸の据え方を見せたる!」とひとまとめにして一か所にお灸を据えました。
最初は我慢できていましたが…
南天師匠の急変わりと暴れまわる姿に大爆笑しました!(´▽`)
これまで観た強情灸で一番面白かったです!
仲入りトーク
南天師匠カミシモは一人分をカメラ目線にしてみたそうです(前半は頼りなさそうな人、後半は偉そうにしてる人)
観ている全員に視線が行くので、一人一人が大迫力でしたね。
毎回配信だけだと、そっちに対応した高座になるそうで段々大げさになるようですw
後半二名はお顔に注目?
顔で落語をしなければならない時代がもしかしたら来る!?
華紋さん・太鼓腹

配信落語でよりよく見せるには?という課題ができたので稽古にも身が入っているという華紋さん。気が付いたことがあったらSNSなどで表明してほしいそうです。
太鼓腹は、うだつの上がらない太鼓持ちが、お世話になっている旦那から鍼治療ごとをして遊びたいと持ち掛けられる話です。
わに革の札入れと1円で釣られた太鼓持ちは、鍼の腕が「推して知るべし」の若旦那にいいように遊ばれておりました(;’∀’)
今回も華紋さんの画角の工夫が!
カミシモが「上下」になっており、実際に鍼を打たれているような感覚でちょっとお腹が痛くなりました。
かい枝さん・青菜

オープニングでは、ご自身のヌード背景を見せて頂いたかい枝師匠。
急に出現してビックリしましたΣ(゚Д゚)
今回の青菜は場面ごとに背景が切り替わり!
落語初心者でも、今どこにいるのかが想像できる優しい仕様です。
時代劇がなくなってしまった現代では、「長屋」と言われても想像つきませんからね。とてもいい演出だったと思います。
ワサビを灸と間違えたり鯉の洗いを掌に乗せ、汚れたら舌で舐める植木屋さん。
後半では、大工の友人と旦那ごっこをしておかみさんを押し入れの奥につっこむのでした。暑い中ご苦労様です(;’∀’)
おかみさんが出てくるときに戸を引く演出があるのですが、自作の戸を開くところも良かったですね!
まとめ
見応えばっちりの120分でした。
画面越しとはいえ演者の方と何度も目が合うのは、なんか逃げられなくなりますね(´▽`)
次回の開催は8月2日14:00~→第六回上方落語にZOOMイン!
エンディングで日程調整をされておりました。
打ち合わせの模様も配信して頂くサービスも嬉しいです。
本日の演者4名のSNSです。
桂南天さん 桂かい枝さん 桂福丸さん 桂華紋さん
おまけ
お灸を我慢できずに暴れまわる南天師匠w

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