第7回神田松麻呂の会9/17~芸協二つ目昇進前夜

2022年9月17日
向島・墨亭へ行って参りました。
当日の公演は『第7回神田松麻呂の会』です。

演目

寛永宮本武蔵伝
・山本源藤次
・吉岡治太夫

いずれも神田松麻呂さん口演

まとめ

いよいよ9月21日より落語芸術協会でも二つ目に昇進。
名実ともに前座卒業ということで、4年間の総括。

ターニングポイントは2019年だったそうです。
この年、松麻呂さんが入院されていたのは初耳でした。
他にも鯉花さんがお休みされたのも2019年。

そして、師匠の松鯉先生が人間国宝に認定され
伯山さんの真打昇進披露興行へ向かっていく…
ストレスは半端なかったのでしょうねえ。

松麻呂さんは何かあった時は
鯉栄さんに話を聞いてもらっていたそうです。
ある日は某ファミレスで数時間も話していたこともあるだとか。

他にも、ちょっとここには書けないお話も伺えて大満足でした。

墨亭さんでは定期的に公演しているようなので
出来る限り伺いたいと思います。
今後のご活躍も楽しみですね!!

山本源藤次

過集中すると周りの声がまったく聞こえなくなってしまう。
いわゆる『ゾーン』『フロー』の状態ですね。

名人二人のにらみ合い・つばぜり合いは
その状態までいかないと勝負にならないのでしょう。

格闘技で、KOだけを楽しむ人はまだまだなんでしょうね。
手数が少なく、判定での決着が楽しめるようになれば
それなりの格闘技観戦者になるといったところでしょうか。

その点、膠着した状態に周りから尾張大納言公の家来が煽っていたのは
まだまだ観戦の仕方がわかっていないんですかね…。

吉岡治太夫

『やられたらやり返す。倍返しだ!』
いわゆる勧善懲悪でわかりやすいですね。

清十郎を袋叩きにした卜部藤蔵に、治太夫が同じ方法でやりかえす。
「この世に悪が栄えたためしがない」って台詞が聞こえてきそうな
とてもスカッとするお話でした。

それにしても、道場主が敗れたからと言って
すぐに手のひらを返す卜部の門弟ですよ(;’∀’)

『困った時の治太夫』
松麻呂さんはこれまでに何度もこのネタで難局を乗り切って来たそうです。
武芸物が今後十八番になっていくのでしょうか。

 

おまけ
終演後の松麻呂さん

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