第13回あんこ椿は一の花6/8~ホームとアウェー

2023年6月8日
神田連雀亭へ伺ってきました。
当日の公演は『第13回あんこ椿は一の花』

ほぼ同期である、林家あんこさん・春風亭一花さんの定例公演です。

演目

春風亭一花 七段目

いどばたかいぎ(トーク)

~仲入り~

林家あんこ 船徳

まとめ

お二方のパーソナルな部分を見ることが出来る公演。
アットホームで優しい雰囲気に包まれていました。
バチバチと火花が散る定席より、こちらの方が好きですね。

とはいえ、演者の方はアウェーのの高座に出演することも多いので
いろんな場面を想定して空気づくりをしなければならないのでしょう。

それは、主催者との関係性にも影響するでしょう。
いい仕事をすれば、次回また呼ばれるかもしれない。
個人事業者である落語家さんであればなおさらですね。

筆者は現在会社員ですが
今後フリーランスになった時は、上記の思考を持ってまいります。

一花さん 七段目

親に小言を言われても芝居調の若旦那
殴られても芝居調の若旦那
しまいには拗ねる若旦那

丁稚のさだきちに芝居見物を勧めるあたり
若旦那は芝居の話をできる相手がいなくて寂しいのでしょう。

クライマックスでは太鼓のバチを用いて
あんこさんが即興の附け打ち。
七段目はこれがあると雰囲気出ます。

一花さんがなぜ落語の世界に進んだのか?
のお話を初めて聞けました。
ルーツは大学時代にあったんですね。

いどばたかいぎ

今回の話題は…
・鳴り物を前座に申し送りされる二つ目
・一朝師匠の高座で急遽鳴り物を担当する事になった一花さん
・一花さん銀幕デビュー
・お二方の共通点は芝居好き
・某師匠の芝居を観に行った時…
・『令和鹿芝居』歌の稽古を家でやる馬久さん
・古今亭志ん輔さん主任の興行で、深い仲入後二組目に出演したあんこさん・一花さん。

あんこさんが『附け打ち』をされたので鳴り物のお話に。
江戸落語ではあまりやることがないので、いざ機会が訪れると
狼狽するのはめちゃくちゃ共感できました。

一朝師匠が『掛け取り』を演る事になった際
急遽鳴り物を担当する事になった一花さんの行動が面白かったです。

最後は一花さんの、生「おな~か~いり~」で仲入りです。

仲入り

あんこさん 船徳

船徳を聴くと夏の足音を感じます。

船頭になった若旦那の所作がとても上品でした。
特に舟唄を唄う場面が優雅でよかったです。

男性が演ると泥臭いことが多いですが、
実際に若旦那の船頭はこんな感じなんだろうなと想像できますね。

ただ、形から入る人なので
ちょっと面倒くさそうな気はしますが…(;’∀’)

「どうだい船の気分は?」
余裕の常連客に対して
船が苦手なお連れさんの怖がりよう。
『きぶん』の上手い返しが面白かったです。

  

おまけ
終演後のお二方の写真と、チラシ+演目です。

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