笑福亭べ瓶・桂紋四郎二人会7/20~難波戦記のべ瓶さん?

2020年7月20日
新宿道楽亭で開催された『笑福亭べ瓶・桂紋四郎二人会』を現地鑑賞。

前日『スペシャ寄席』はスタッフがたくさんいたようですが、この日は配信担当の紋四郎さんお一人。
この落差が噺家さんだなあと、ある意味安心しました(笑)

配信のアーカイブ販売をされているので、是非ご覧くださいませ↓
視聴は、7/23・20:00まで。

上方落語道楽亭/笑福亭べ瓶・桂紋四郎二人会「えらいこっちゃ」
上方落語道楽亭 ■笑福亭べ瓶・桂紋四郎 二人会■ 「えらいこっちゃ」 (道楽亭寄席/オンライン同時配信)●開催日:2021年7月20日(火)19:00配信開始●オンライン視聴料:2... powered by Peatix : More than a ticket.

演目

笑福亭べ瓶 『四天王の噺』(漫談)
桂紋四郎  宇治の柴舟
仲入り
桂紋四郎  道具屋
笑福亭べ瓶 くっしゃみ講釈

まとめ

べ瓶さんは配信で何度か観ていましたが、現地では初めて。
くっしゃみ講釈はかなり出来がよかったのではないでしょうか。
「ノッている」のをビリビリ感じました。

非常に熱い方だなあと感じたので、今後も応援したいと思います。
強引に落語の世界へ引き込む様子…嫌いじゃないですね(笑)

紋四郎さんは、前日寝ていないのにお一人で配信担当。
さすがに少しお疲れ気味でした。
配信がトラブルなく無事終了してよかったです。

公演中終始笑っていたので、配信を観た方は私の笑い声がこだましていたことでしょう。
大変失礼いたしました(笑)

べ瓶さん・『四天王の噺』

『酒の粕』を演る予定でしたが、まくらだけで25分経過していたので漫談で高座を降りる(笑)
べ瓶さんの入門時には四天王のうち、松鶴師匠を除く三名がご存命だったようで、当時の思い出を語ってくださいました。

米朝師匠と、三代目春団治師匠の出囃子を叩いたことがあるという貴重なお話。
推薦した米左師匠は、『キリスト教落語でおなじみ』だった!?
話を聞いた鶴瓶師匠が激怒したエピソードも面白かったです。

一門によって育て方がいろいろあるんですねー。
笑福亭は捨て育ち。べ瓶さんは稽古をあまりしてもらえなかったそうです。
当時はまだ『三遍稽古』があったというのも驚きでした。

大阪には「米朝一門以外認めない」という落語ファンがいるようです。
東京にも「江戸落語以外認めない」という落語ファンがいるので、同じような感覚なのでしょうか(;’∀’)

紋四郎さん・宇治の柴舟

紋四郎さんと言えば、患っている系若旦那。
「夏のお話」ということで宇治の柴舟でした。

竹を割ったような性格の熊五郎とのコンビ。
迷走しながらも若旦那が患っている原因を突き止め、解決してしまう。
お互いを信頼しているのだろうなあと、心が和むお話でした。

「体の距離は、心の距離」
まくらでは『スペシャ寄席』裏側のお話を。

少し踏み込んだ内容だったので、こちらを観てからスペシャ寄席の配信を見直すと、また違った楽しみ方ができそうです。

仲入り

紋四郎さん・道具屋

紋四郎さんの道具屋は初めてかな?
男はがらくたばかりを扱っていますが、最終的に一品売れてしまうのが面白いところです。
もっとも、アクシデントで売れるのですが(笑)

昔はがらくたでも修理すれば十分使えていたのでしょうか。
リサイクル・リユースが盛んに行われていた江戸時代。
現代では考えられないような再利用もあったのでしょうね。

べ瓶さん・くっしゃみ講釈

満を持してのくっしゃみ講釈。
前日PCR検査陰性、当日は現地に来るまで一歩も外へ出ていないということで、かけられました。
くしゃみは時節柄横向きで(笑)

講釈師の名前がっ!!
実名を出すとべ瓶さんが怒られそうなので、名前は伏せておきます(笑)
それこそ当時は講釈師がたくさんいたでしょうから、『後藤一山』で固定しなくてもしっくりくるんだなあと感じました。

そんな講釈師は、釈台を叩き割るほどの勢いある難波戦記。
お客さんの一人が「ずっと聞いていたかった」と言い放つほど素晴らしい読み物でした。
『四谷怪談・お岩誕生』を先日ネタおろし、べ瓶さんは今後講釈師になるとかならないとか…

喜六「ふぉえー、ふぉえー、ふぉふぉふぉえー」二つ下さい。
八百屋さん「かえれー!」の件はめちゃくちゃ笑ってしまいました。
どさくさに紛れて聴衆が野菜を盗もうとして、さらに激怒する八百屋さん。

叫びすぎて終盤声が飛んでいるべ瓶さんでした(笑)

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