2020年7月1日 ブルークレール寄席をZOOMにて生視聴。
ご出演は、桂福丸さんと桂紗綾さん。
「桂紗綾」さんは一見落語家のようなお名前ですが、本名です。
4月初旬に観た「こんにちは落語」の落語ニュースが面白く高座に興味があったのですが、何と三題噺!完成度が高くて仰天しました。
演目
桂福丸 そば清
桂紗綾 落語ニュース&三題噺
桂福丸&桂紗綾 トークコーナー
仲入り
桂福丸 竹の水仙
福丸さん・そば清
出演者の中でベスト3に入るくらい家が近いのですが、初出演だそうです。
このご時世なので配信もしたい。リハーサルを重ねて本日を迎えたとの事。
本当にありがたいですね。
7,8年同じ街に住んでおり、「緑のおじちゃん」をする事になった福丸さん。
理由は、噺家が朝早くから外に出てないという事がばれているので町会長から圧力がかかったからだそうです(;’∀’)
「どぉ~も」と去っていく男性。
そばをあっという間に10枚食べていたと言います。
これなら20枚くらいいけるんじゃないか?いやいや無理。
という議論が起こったので、そば20枚で1分金を賭けようという事になります。
翌日、賭けは成立。しかし20枚もあっさり食べてしまいました。
食べている際の話し方がどんどん早くなっていて面白いです(´▽`)
翌日の30枚もあっさり食べてしまいました。掛け金の2分もかっさらう男。
実は有名な「そばの清兵衛」さん、いつもは40枚で勝負しているので20枚30枚では楽勝なんですね(^-^;
50枚は避けるあたりは勝負師そば清さん。
勝てない勝負を避け、大阪から一旦ずらって信州へ。
その信州で見つけた「お腹の中のものを溶かす赤い草」を大量に刈って来て、60枚5両の勝負を。
さすがにそば清さんは60枚は未踏のようで、55枚を超えたあたりから苦しくなってきました。そこで「赤い草」を食べましたが…(;´∀`)
紗綾さん・落語ニュース
ABCアナウンサーで、「社会人落語家」でもある桂紗綾さん。
コロナ禍で太ってしまったそうです。飲食業の力になろうとテイクアウトをたくさんされたので、名誉ある勲章でしょう(´▽`)
ズボンのファスナーと、ニュース読みの件は面白かったです。
テレビカメラに映った自分の姿が…w
先述の落語ニュースは、「時うどん」と「そば清」
そば清のニュースが壮大なスケールで、蛇含草を巡り国際的な動きが!?
アメリカはワンパターンな動き、ヨーロッパではロックダウン。
自分の命に係わる事については観点に壁を作るようで…(;’∀’)
紗綾さん・三題噺
三題噺のお題は「双子」「特別定額給付金」「誰にも内緒やで、聞いた話やけど」です。
コロナで失職した喜六に特別定額給付金が支給されます。
双子が3組(!?)いるので80万もらえるそうです。
「今晩はビフテキや!ビフテキ食うねん今晩!」
清八とおさきさんに話したところ、実は3組の双子は…
「誰に内緒やで…」と言いながらいいところで話を切られ消化不良の喜六。
家に帰った喜六の心の叫びが、落語と現実の境界線をさまよっておりました(;’∀’)
「お父ちゃんもしかして知らんの?おかあちゃんから聞いた話やけど」という子供たちですが、実は…
トークコーナー

前日6月30日にお誕生日を迎えられた桂紗綾さん。
バースデーケーキが!ファンの方からたくさんのプレゼントが贈られておりました。
起きてる間、ずっと三題噺を考えていたという紗綾さん。そば清の落語ニュースも(;’∀’)
本業との両立をするのはすごいなあ。
「ラジオを好きな人は、落語を好きな人が多い」
「落語を好きな人も、ラジオが好きな人が多い」
ラジオと落語の親和性、似たような想像のコンテンツで、ラジオと落語をつなぐ架け橋になるかもしれないので落語を始めたのだとか。
これは言われるまで気がつきませんでしたが、自分もよくラジオを聴きますね。演芸番組はラジオの方が多いですし(´▽`)
紗綾さんは「真に受けやすい」!?
福丸さんはなぜてんら…もとい、落語家になったのか?
元々落語は小学生の頃好きで、舞台に立つ仕事をしたかったのだとか。
大学時代に就職活動しないことを決め、フリーターをしながら舞台の事をやっており、アマチュア時代に英語落語をしていたそうです。
- お年寄りの方(出歩くのがしんどい方)
- 子育て中の方
- 遠方に住んでる方
今後は上記のような方に配信で届けに行くことも、これからやっていけばいいのかなとの事でした。
女性は面白いと友達を連れてくるので、紗綾さんが広告塔になって頂き、女性ファンを増やしてほしいという福丸さん。
確かに男性は面白いことを一人満足する傾向がありますね…
京大法学部ですが、人生の方角は間違えた!?福丸さんでした。
仲入り
福丸さん・竹の水仙
落語は人間の業の肯定(立川談志師匠)
「飲む、打つ、買う」も最近は様変わりしているようで…
現在お酒の次に社交界で飲まれているのはコーヒーだそうです。
さすがに乾杯がコーヒーだと盛り上がりませんね(;’∀’)
滋賀県大津の宿、小さな旅籠に泊まっている男が数日前から一向に発つ気配がありません。
酒を1日5升、アテもタイやらヒラメやらを頼むのでものが切れてしまい、宿屋の亭主が夫婦喧嘩を始めております。
案の定一文無しの男は宿賃を払う段取りをするので、裏の「竹やぶで、のこぎりで」宿賃払う…Σ(゚Д゚)
朝、桶に水を張ったところに、竹で作った水仙のつぼみを放り込む。夜が明けたところ、つぼみの花が咲きました。
ちょうどそこを通っていた細川越中守が欲しいと言うので、宿を尋た「先触れ」の大槻玄蕃(げんば)に、男は200両で売ると伝えろと言いましたが、金額を伝えた途端亭主はどつかれました(;’∀’)
細川越中守へ報告したところ、「買って来ないとお家断絶その身は切腹!」と告げられたので顔面蒼白で買いに行きました。
どつき賃100両加算して300両。大槻玄蕃は喜んで帰っていきました。
「こちらにおわすお方をどなたと心得る!」
水戸黄門…ではなくて、「飛騨高山の甚五郎」左甚五郎でした。
どつき賃100両と、宿賃20両儲かった夫婦は甚五郎に感謝するのでした。
まとめ
3席ともたっぷりの高座でとても面白かったです!
そして、トークコーナーではお二方のお話興味深く聞くことができました。
ブルークレールさんは普段は美容室なのだそうです。
ホームページ(facebook)のリンクです。
おまけ

終演後、ZOOM限定?でお礼を述べられた紗綾さん。
マイク大きいなw
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