2023年1月28日、29日
文京区にある『肥後細川庭園』と『永青文庫』に行ってきました。
今回は前編の肥後細川庭園。
幕末、肥後熊本藩56万石・細川越中守が下屋敷にしていた邸宅です。
肥後細川庭園

肥後細川庭園は、目白台の台地(関口台地)の自然景観を活かした池泉回遊式庭園です。この公園周辺は、江戸中期以降は旗本の邸地になり、江戸末期には清水家や一橋家の下屋敷となりました。そして幕末には熊本54万石の細川侯の下屋敷に、明治15年には細川家の本邸(現在の目白台運動公園敷地)となりました。その後は東京都が買収し昭和36年に「新江戸川公園」として開園し、昭和50年に文京区に移管されました。平成29年3月に「肥後細川庭園」に名称変更しました。
肥後細川庭園ホームページより
園名板は、細川家18代当主・永青文庫理事長
元内閣総理大臣でもある細川護熙さん揮毫です。
MAP

出典:肥後細川庭園ホームページ
庭園の写真












ししおどし=『猪脅し』だったんですねΣ(゚Д゚)
松聲閣


松聲閣(しょうせいかく)は、旧熊本藩細川家下屋敷のあったこの地で、細川家の学問所として使用されていたようで、一時期は細川家の住まいとして使用されていました。現在の建物は、歴史性を生かして保存・修復を行うとともに、耐震性を確保し、平成28年1月にリニューアルオープンしました。
肥後細川庭園ホームページより
こちらの扁額も細川護熙さんの揮毫です。
外観






紅梅とスイセンが綺麗ですね!
内部の写真
廊下・階段






階段が急勾配なので、エレベーターが別途あります。
山茶花の間






永青文庫で開催されている特別展『揃い踏み 細川家の名刀』
開催を記念して、刀剣乱舞とコラボしているそうです。
パネルが置いてありました。
細川家ゆかりの老松の火鉢


山鹿灯篭


休憩室 椿



こちらでは抹茶をいただくことができます。
お茶受けは『加勢以多(かせいた)』という南蛮菓子で、カリン(当時はマルメロ)の羊羹に餅粉で作った『おぼろ種』を挟んでます。 江戸時代は幕府への献上品だったそうです。
湿度管理が非常に難しいそうで
東京ではここでしか食べられないとのこと。
食感はサクサクしていて、甘すぎずとても美味しかったです。



内観・窓越しに観る紅梅も、とてもいい景色でした。
アクセス
住所:東京都文京区目白台1丁目1−22
都電荒川線 早稲田駅より徒歩5分
東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅より徒歩15分
東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩15分 ほか
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