2020年6月29日 此花千鳥亭月曜お昼寄席をZOOMのオンデマンドで視聴
今回のご出演は吉の丞さんと南龍さんです。
6月中は2名出演(+飛び入り)でしたが、7月からは通常の3名体制に戻るそうです。
演目
旭堂南龍 千利休より
桂吉の丞 遊山船
オープニング

昼下がりのまったりとした空気。
照明が暗いので、会の最中寝てしまう!?(;’∀’)
吉の丞さんの最近の趣味はZOOMで落語を見る事で、家で観るのは気楽で楽しいそうです。
ただ、生でも来てほしいので「そこそこの力」で頑張るのだとか。
「映像に出ている事が値打ちになるから、この人を生で観たい」
南龍さんのこの言葉には頷けます(´▽`)
実際、ネットでも高座を披露されている方は応援しようという気持ちになりますね。
会場が受けてる方が見ている方も楽しい。
笑い声を足す気持ちもわかるという吉の丞さん。
ネットで観ている方にも面白いところが伝わらないので、現地で笑い処ではしっかり笑って下さいとお願いされておりました。
南龍さん・千利休

幼名「田中与四郎」
北向道陳(きたむきどうちん)の下で頭角を現し、その後武野紹鴎(たけのじょうおう)に師事したと言われています。
その後仏門に入り、「千宗易」となった与四郎。
禁裏茶会にて御所へ参内する際、禅の師匠古渓宗陳(こけいそうちん)から故事語を賜ったので慢心していました。
が、「利休」と言う文字を見て、「利益を休むるように」とのメッセージを理解し、襟を正すのでした。
茶を振舞うが、稽古はしない利休。
師匠が下座、弟子が上座では稽古ができないと言います。
名前まで「藤吉郎」と格下げされてしまいました(;’∀’)
大きな事にはうろたえないが、小さなことにはうろたえるのでまだ半人前だと言う利休。
的を射ているので秀吉は何も言い返せません。
頭に血が上った秀吉は利休をあっと驚かせようとしますが、さすがは「茶の奥儀にわたりし者」まったく動じず、更に仕返し?までしておりました。
吉の丞さん・遊山船

先日閉店が発表された、ふぐ料理の老舗「づぼらや」
看板は違法だったそうで、大阪市も黙認していたそうです。
閉店を前に看板を撮影したい人が殺到し観光名所になっているのだとかw
昼休みの仕事を早めに切り上げて行水をする喜六(アホ役)と清八(賢い役)、夕涼みで大川、難波橋までやってきます。
川の下には大きな屋形船。
「綺麗なねえちゃんぎょーさん乗ってるなあ」乗船している芸者の呼び方でひと悶着(;’∀’)
喜六の屁理屈に大爆笑しました。
さらに、舞子の振袖の中に南京豆が入ったら…w
重々わかっていますが、ひょっと入ったら食べにくいでしょうなあ(^_^;)
太鼓持ちは船を持ち上げる…のではなく、座を持ち上げる芸人w
別の稽古屋の船は、錨の模様揃い浴衣。
「去っても綺麗な錨の浴衣」
「川へ落ちても流れんように」
家でも再現しようとする喜六ですが…(;’∀’)
まとめ
「無観客」では反応がなく間がとりにくいので、25分のネタが20分になったとか。
逆に反応があるときは30分になったそうです。反応って重要なんですね。
今月は在宅勤務が多かったので毎週観る事ができましたが、7月はちょっと難しいかなあ…時間あるときはなるべく観るようにします!
此花千鳥亭さんのホームページ
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