繁昌亭昼席8/10~「オンライン繁昌亭②」

2020年8月10日 繁昌亭昼席をオンライン視聴しました。

繁昌亭は大阪にある寄席で上方落語の定席です。
「朝席」「昼席」「夜席」の3部構成で、「昼席」がいわゆる定席。
通常は特別興行を除き数日間同じ顔触れなのですが、現在は日替わり出演となっております。

演目

月亭天使  平林
桂まめだ  にぎやか寿司(桂三枝作)
笑福亭純瓶 青菜
桂福楽   打飼盗人
仲入り
ビックリツカサ マジック
桂文太   百人坊主

天使さん・平林

読み方は上方が「たいらばやし」、江戸落語が「ひらばやし」です。

「あ~、書いたもの持ってんねんな」
適当な苗字を言う人たちが面白いお話です。
天使さんのさだきちがかわいかったです(´▽`)

丁稚のさだきちは調子がいいので、主人の名前も呼び捨てにする始末(;’∀’)
ある日、平林(ひらばやし)さん宛の手紙を持って行きます。
字が読ずに通行人などに宛名を聞きますが…

まめださん・にぎやか寿司

「大盛況している寿司屋」ではなく、「にぎやかにしようとしている寿司屋」です(;’∀’)
入ったお客さんを繋ぎとめようと、様々なサービスをする寿司屋さんですが…

身の上話をして、泣きながら握る寿司がw
サゲが斬新ですね(´▽`)

純瓶さん・青菜

純瓶さんは近眼。
客席が半分パネルになっているので満席に見えるそうです。

「ところで植木屋さん」
高家のやりとりを真似する夫婦。
おかみさんがでろんでろんで押し入れから出てくる場面に爆笑しました。

2回聴いて気がつきましたが、オチへの振りが途中でありましたね。
繋がった時、「おっ!」ってなりました。

福楽さん・打飼盗人

桂福楽と書いて「いしだじゅんいち」と読むそうですw
毎回名前は変わっているとか変わっていないとか(;’∀’)

「ほんでねえ」
何回も言いながら盗人から金を巻き上げる住人。
どちらが盗人かわかりませんねw

不景気の時代でも「入ったところが職場」
手続き不要、税金を聞いたりとくすぐりも面白かったです。
現代の融通が利かない役人に対するアンチテーゼでしょうか(´▽`)

最終的に「盗人屋はん」と大声で呼ばれ、逆ギレする盗人でした。

仲入り
文太さん・百人坊主

当日は「山の日」という事で、山にまつわる演目です。
はめもの入りでたっぷり!

「阿鼻叫喚・無間地獄・麒麟淡麗」
お酒は飲んでも飲まれるなですね。

喜六と清八の熊さんへの仕返し。
一晩中、頭を蚊に刺されたらどうなるんでしょうか(;’∀’)

 

毎年恒例の三条詣りに行くことになった長屋の面々。
短気な熊さんは毎年喧嘩騒ぎを起こします。

大家さんは熊さんに留守番を頼みますが、お山詣りに行きたい熊さんは「腹が立ったら罰金として二分払う。もし喧嘩をしたら、まげを落として坊主になる」という掟を定めて同行することに。

往路はこの掟が効いていたのか、何事もなくお山詣りまで終了しました。
が、宿屋でお酒が入った熊さんは大暴れ。
翌朝坊主にされた熊さんは…

まとめ

天使さん以外は初めてでしたが、文太師匠・福楽師匠が特に面白かったです!
まだまだ上方には面白い噺家さんがたくさんいるんだろうなあ。

生で観てみたい方がどんどん増えていきます(;’∀’)


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