2020年9月12日
繁昌亭昼席をオンライン視聴。
9月7日~9月13日まで「還暦噺家ウィーク」と題した企画が開催されております。
また、ちょうこの日はどトリの月亭文都師匠が還暦のお誕生日!
おめでたい一日となりました(´▽`)
演目
月亭秀都 看板の一
月亭天使 初天神
笑福亭右喬 平の陰
桂宗助 骨釣り
仲入り
京山幸太 首途の一里塚(曲師・一風亭初音)
月亭文都 花筏
秀都さん・看板の一
自粛中アルバイトをされており、「いりょう従事者」だった秀都さん。
どんなお仕事をされていたかは、観た方のお楽しみです(´▽`)
いい「せんたく」でしたね!
昔、名の通ったばくち打ちであったご隠居。
若者に煽られ「ちょぼいち」に引きずり込まれました。
年取って目も疎くなって、耳も遠なった。
と言うご隠居ですがここは一枚上手。
ピンの目を看板にして大勝ちです。
この方法を真似しようとしたアホな男でしたが…
男はご隠居の言動まで真似しておりました。
天使さん・初天神
二年前に初めて聴いて、衝撃を受けた天使さんの初天神。
ここから上方落語への「開けたらあかん扉」が開きました。
向かいのおっちゃんのキャラがめちゃくちゃ面白い!
昨晩の夫婦の出来事を聞き出そうとしていた時の目が…(;’∀’)
寅ちゃんのお父さんに、やばい奴と言われおりました。
「欲望は時に人を狂わせる」…寅ちゃん悟ってます。
策士の団子屋さん。
子供相手の商売なので、寅ちゃんに吹聴しておりました。
右喬さん・平の陰
噺家で五本の指に入るほどのアホだという右喬さん。
病院の診療科の読み方をことごとく間違えておりました(;’∀’)
平の陰は無筆の喜六が、物知りの男の家に代読を頼みに行くお話です。
江戸落語では「手紙無筆」という演題が一般的でしょうか。
ただ、この物知りも無筆でした。
差出人は何とか当たりをつけましたが、内容はわかりません。
何とか誘導尋問で喜六から情報を引き出そうとする男。
あぶり出しのように情報が出てくるので、イラついておりました。
クライマックスでセリフを噛むアクシデントが!
生ならではですね。
宗助さん・骨釣り
題名の通り釣りのお話です。
「野ざらし」という似た演目がありますが、別のお話となります。
好きな事には心を奪われる。確かにそうですね。
昔、駄菓子屋のゲーム機の前で何度立ち止まった事か…。
ある大家の若旦那。
大阪の川が綺麗だった時代に船遊びをしようと、芸者・舞子・太鼓持ちなどを連れて魚釣りをしますが、太鼓持ちの繁八は気乗りしません。
しかし、若旦那は魚一寸につき1円の祝儀を出すというので繁八はやる気が。
釣りは嫌いだけど、銭儲けは好き
殺生なことは嫌いだけど、銭儲け儲けはやる。
現金な太鼓持ちですね(;’∀’)
繁八が釣ったのは人骨でした。
川へ返そうとしますが、若旦那に説得され回向する事に。
言われた通り丁重に回向をした夜、骨であった若い女性の幽霊が繁八を訪ねてきました。
回向のお礼をいうことで一晩飲んでいた繁八。
翌日、隣に住んでいる喜六が文句を言いに来ました。
事情を知り二匹目のどじょうを狙う喜六ですが…
仲入り
幸太さん・首途の一里塚
筋トレが高じてかなりマッスルな体つきになってきている幸太さん。
お噂は伺っておりましたが、着物を着ていてもわかりますね!
「かどでのいちりづか」
盲目の学者、塙保己一と根岸鎮衛のお話です。
中山道・大宮の宿で出逢った二人。
12歳の保己一は路銀を盗まれておりました。
学者への出世を語った保己一に鎮衛はお金を渡し、出世の賭けをして別れます。
34年後、保己一は江戸総検校・鎮衛は奉行へ出世。
再開した二人は手を取り合って喜びました。
文都さん・花筏
還暦は「本家帰り」
赤い着物はないので、赤い座布団でした。
「1年を20日で暮らすいい男」
相撲の発祥は大阪なんですね。てっきり江戸かと思ってました。
花筏とは四股名です。
大関の花筏が病気にかかり寝込んでしまったので、
親方は顔と風貌が似ている提灯屋さん、徳さんに高砂での興行で身代わりを依頼します。
一日の稼ぎ1分に倍、2分でお願いされた徳さん。
病気という事にして土俵入りのみ。一番取らない事。
更にお酒飲み放題、ご馳走食べ放題という条件で快諾した徳さん。
花筏の身代わりなので、もてはやされた徳さん。
調子に乗ってしまったので、一番取らされることとなります。
「ぴえーん!」と後悔した徳さんは腹を決めますが、ひと騒動が…
まとめ
初めて聴く演目もたくさんあり、とても面白い番組でした!
配信でこれだけ楽しめたので、現地で観た方は更に盛り上がったと思うと羨ましい(´▽`)
いつか現地へ観に行かなければなりませんね。
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