壱之輔・咲之輔兄弟会6/26~師ェフとデジタル

2021年6月26日
お江戸上野広小路亭で開催された『四代目桂春団治一門 壱之輔・咲之輔兄弟会』を現地鑑賞。
壱之輔さんは手料理、咲之輔さんは上方落語界のデジタル担当しても有名です。

演目

桂壱之輔 真田小僧
桂咲之輔 崇徳院
仲入り
兄弟仲良しトーク
桂咲之輔 壺算
桂壱之輔 ハンカチ

まとめ

公演中、兄弟弟子の仲の良さが伺えました。
今後は年一回の開催を予定されているそうです。

お二方の師匠である、四代目春団治師匠の高座はまだ聴いたことがないので、いつか聴きに行かなければならないですね!大阪に行く理由がまた一つ増えました。

終演後に少しお二方とお話を。
私の存在を認識されていたようで、恐縮です(;’∀’)

壱之輔さんはTwitterで呟かれていた通り、これから『死神』を覚えるそうです。
理由は、二日前に同名の新曲のMVが公開された、米津玄師さんに似ているから?

参考動画、米津玄師さんの新曲『死神』です。

来年の公演で、死神をご披露いただけることを楽しみにしてます!

また、お手伝い?で春風亭吉好さんが現地に。
咲之輔さんと並ぶと、デジタル感満載ですね。
東西の次代を担う?配信のプロお二方が揃ってました。

壱之輔さん・真田小僧

落語初めての方がいらしたので、本題に入る前に落語のレッスン。
咲之輔さん曰く、「大阪ではまずやらない」そうで、貴重な一コマだったようです。

壱之輔さんの真田小僧は5銭が数回、最後は10銭で、合計20銭以上盗られてました。
はなしを聞かないと言い張る父親に「その方がええ」という諭す息子。
そう言われると、聞きたくなってしまうのが人の性ですね(;’∀’)

咲之輔さん・崇徳院

終盤、床屋での攻防が激しかったです。
一日中走り回って、へとへとの熊五郎さんが復活する瞬間は見物でした(笑)

さらに、鏡が割れてオチではなく、少しお話を足されてます。
「あそこで終わっては、熊五郎さんは何のために走っていたのか?」
仰る通りだと思います。

他のネタでも、『その後のお話』を想像すると面白いんだろうなあ。
が、オチとの整合性を図るのが大変そうですね(;’∀’)
もしくは新しいオチをつくるのか…

冒頭、咲之輔さんがご入門された時のお話をされてました。
どうやら四代目春団治一門には、〇〇ができれば入門できるそうで(笑)

仲入り

トークコーナー

今や上方落語界のデジタル担当・咲之輔さんは、修業時代に春団治師匠からよく怒られていたとか。
壱之輔さんの写真データを紛失した、おっちょこちょいエピソードも面白かったです。

おっちょこちょいで思い出しましたが、前回の『上方落語若手噺家グランプリ』優勝者の名前を間違たこともありましたね。
あれは、しばらくいじられたことでしょう(笑)

片やデジタルが苦手な壱之輔さん。
2020年、第一回緊急事態宣言中にTwitterを開設。
お得意の料理は落語のつぶやきより『いいね』の数が多いそうで、咲之輔さんに自慢してました(笑)

ということで、壱之輔さんのフォロワーには料理ファンがたくさん。
「壱之輔シェフ!」と声を掛けられたお話は爆笑しました。

咲之輔さん・壺算

「三円『ちょーど!』にまけてもらいたい」
商売上手な兄貴分に巻かれる番頭さん。
のれん分けの際に買い物につき合う約束をしてました(笑)

ちょっと抜けている番頭さん、独立してやっていけるのかなと心配になります。

壺算は上方と江戸でオチが異なるんですよね。
個人的には上方のオチが好きです。

壱之輔さん・ハンカチ

二丁拳銃・小堀裕之さん作の新作落語で、ご自身の実話が基になっているとか。
このネタ聴くのは二回目かな?初めて聴いた時に衝撃を受けたのを覚えてます。

冒頭のくすぐりで入る歌の歌詞は演者によって変わるのかな?
壱之輔さんは、井上陽水さん『夢の中へ』の歌詞でした。

『妻に愛を叫ぶコンテスト』
個性的な出場者が何人もいて面白かったです。
いかにも大阪っぽいイベントだなあと感じました。

ネタ中では嘘をつくときアゴをさわってましたが、私ならどういう仕草するかなー。
話しを作らなきゃならないので、遠くを見るでしょうか(;’∀’)

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