池上本門寺を歩く~寺社探訪

2021年9月11日
池上本門寺を歩いてきました。
近辺には何度か来たことがあるのですが、境内に入るのは初めてです。

池上本門寺

池上本門寺は日蓮宗の主要寺院で、『霊跡寺院』というそうです。

主要寺院の格は上から順に
『祖山』身延山久遠寺(山梨県)
『霊跡寺院』長栄山本門寺(東京都大田区)など
『由緒寺院』日圓山妙法寺(東京都杉並区)など となっています。

御縁起

池上本門寺は、日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、61歳で入滅(臨終)された霊跡です。

日蓮聖人は、弘安5年9月8日9年間棲みなれた身延山に別れを告げ、病気療養のため常陸の湯に向かわれ、その途中、武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)の郷主・池上宗仲公の館で亡くなられました。

長栄山本門寺という名前の由来は、「法華経の道場として長く栄えるように」という祈りを込めて日蓮聖人が名付けられたものです。そして大檀越の池上宗仲公が、日蓮聖人御入滅の後、法華経の字数(69,384)に合わせて約7万坪の寺域を寄進され、お寺の礎が築かれましたので、以来「池上本門寺」と呼びならわされています。

池上本門寺ホームページより

境内の写真

総門→大堂

総門を抜けるとこちらの石段が待ち構えてます。
『此経難持坂』熱心な法華信者で築城家としても有名な、加藤清正が造築したそうです。

石段を登ると、日蓮の説法像があります。

朝栄堂と日朝堂です。

仁王門です。
『三解脱門』略して三門。

梵鐘です。
1945年4月15日の空襲で一部に亀裂と歪みが生じたため、傍らに仮安置されてます。

手水舎と霊廟殿。
霊廟殿は、毎週日曜日に展示品の観覧ができます。
今回は土曜日に参詣したため閉まってました。

大堂です。
旧大堂は大戦時の空襲で喪失。
現在の大堂は、1964年の竣工とのことです。

経蔵です。
独立した堂宇のため、空襲時にも炎上を免れています。

墓所エリア

『前田利家室の層塔』
加賀三代藩主・利常の生母、寿福院の層塔です。
寿福院は豊臣秀吉没後、徳川家との微妙な主従関係を解決するため人質に出されました。

『加藤清正室に層塔』
加藤清正の室・嫡男忠広の母である正応院が、生前自分のために仏事をおさめ、死後の冥福を祈る『逆修供養』のために建てました。

力道山のお墓です。
力道山は力士として関脇まで昇進後、プロレスラーに転向。
数々の世界王座を獲得。日本人プロレスラーの先駆けとなりました。
そして後進の育成にも腐心し、ジャイアント馬場・アントニオ猪木という彼の死後日本のプロレス界を支える事になる両巨頭を育て上げました。

本殿→池上廟

本殿です。
空襲で灰になってしまった釈迦堂を再建したものとされています。

御廟所。
こちらも空襲で焼失しましたが、1979年に復興しています。

池上廟です。

御首題

今回最大の目的は、御首題帳及び御首題の入手でした。
御首題→「南無妙法蓮華経」の御題目のことで、御首題帳に御題目とお寺の名前を書いて朱印を押印。
他の宗派や神社の御朱印がある御朱印帳の場合は、日蓮宗の寺院で断られることもあるようです。

アクセス

長栄山 池上本門寺

東急池上線 池上駅徒歩10分
都営浅草線 西馬込駅南口下車徒歩12分
詳細→池上本門寺ホームページ

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