2020年10月10日
「上方落語にZOOMイン!10月席」をオンライン視聴。
メンバーは、桂南天師匠・桂かい枝師匠・桂福丸さん・桂華紋さんの4名です。
今回はかい枝師匠は札幌から、舞台開演前にご出演。
終演後も楽屋の様子を撮影してくださいました。
演目
桂かい枝 京の茶漬け
桂福丸 三題噺
桂南天 上燗屋
桂華紋 うなぎ屋

オープニングトーク
前回は繁昌亭からの中継。福丸さんは喜楽館よりご出演されました。
今回福丸さんは居酒屋さんよりご出演。かい枝師匠は札幌の会場より。
札幌の開演時間が14:30、出番が14:50頃との事で、かい枝師匠が一番手に。
南天師匠は段ボールの新居(!?)へお引越しされたそうですが、
その理由は高座にて判明しました。
そして、福丸さんは三題噺をされるので
お題を募集、かい枝師匠の高座中に作成します。
かい枝さん・京の茶漬け

かい枝師匠はwi-fiが唯一繋がった音響室からの中継。
背景に高座の映像があり、高座中に現地の二番太鼓が聞こえました。
そして緞帳が!ちょいちょい後ろを振り返り、焦っている様子も面白かったです。
京の茶漬けは、「時分なのでお茶漬けでも…」という帰宅を促す挨拶を本気に受け取り、お茶漬けを食べるというお話です。
私も空気読めない人間なので、お世辞を本気と受け取る傾向にあります…
「お茶漬け」という単語を引き出したい両名の攻防が愉快で大爆笑!
言わせようとする男と、言うまいという知人の妻ですが、癖と言うものは恐ろしいもので…
福丸さん・三題噺

お題は、還暦・大雪・タイガース社長辞任
ビールの売り子をされていた福丸さん。
当時はビールサーバーはなく缶を持っていて、代金と引き換えにその場でコップに移していたそうです。
タイガースの攻撃中はみんな応援しているので、売れない。
得点が入ったら次の回に売れる。この辺はどの球場でも同じでしょうか。
今回の三題噺はタイガースファンの会話です。
「六重の苦しみ」=60=還暦の祝いとしたのは上手かった!
「大雪」は尼崎駅が大雪=阪神全線ストップ=クライマックスシリーズで急ブレーキ。
(本当にポストシーズン弱いですよね…)
社長辞任はそのままですが、サゲが素晴らしかったです。
仲入りトーク
南天師匠の段ボールハウスに家具を書けば、書割盗人ができるのでないか?
というお話がありました。いつかやってほしいなあ。
この会はみんな集まったらただの落語会になっちゃうので、
各自バラバラの方がいいのではないかとの事。
今回のようにご自宅じゃない場所からの中継も、今後見所になりそうですね!
かい枝師匠が高座に上がったら後半を開始しようとの事で、
画面をみんなで凝視している画はシュールでしたw

南天さん・上燗屋

前回は「幽霊の辻」をスマホにて落語史上かつてない演出で披露された南天師匠。
今回は、上下をしないどころか画面の向こうのお客さんを終始見つめる高座に。
段ボールに囲まれてるのが、屋台感あってよかったです。
想像も容易にすることができました。
上燗屋は、泥酔した客が屋台(上燗屋)で安く飲もうと画策しますが、店主にあっさり見破られるというお話で、「首提灯」の前半部分が独立して作られたそうす。
冒頭から客が泥酔・ずっと見つめれていたので差し向いに酔っぱらいがいるような感覚になり、店主は大変なんだなあと実感しました。
しかしただの食材よく食べてたな…(;’∀’)
華紋さん・うなぎ屋

トリは華紋さん。
「うなぎ」のシーズンは夏ではなく、秋なのだそうです。
土用の丑の日でみんなうなぎを食べているので夏だと思ってました…
うなぎ屋の主人が職人に逃げられ、うなぎを捌くのに四苦八苦している。
男二人でその様子を見ながら一杯やろうというところから話は始まります。
今にも死にそうなうなぎではなく、生きのいい奴をお願いする客二人。
ここでカメラを下げて「うなぎ目線」に。
すくわれないかハラハラしてました(;’∀’)
クライマックスのうなぎが逃げる場面では、外へ出る様子を一度画面の外へはける演出。
そしてうなぎの頭から画面に帰ってきました。
まとめ
ご自宅ではない会場からご出演されることも多くなり、
バーチャル背景を使わなくても雰囲気出ているのがいいですね!
次回は皆さんどこからの中継になるのか、今から楽しみです。
おまけ
一杯飲んでる福丸さん。
札幌の舞台にご出演の柳亭小痴楽さん、春風亭昇々さん、桂米団治社長。



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