2022年1月26日
お江戸両国亭で開催された、『桂紋四郎の上方落語最前線』を現地鑑賞。
定例会は昨年1月以来で、神田連雀亭からお引っ越しをしての開催となりました。
今回のゲストは『うまみイースト』こと桂三幸さんです。
演目
~仲入り~
桂三幸 二つの未来
桂紋四郎 三枚起請
まとめ
笑利さんも加わった、丁々発止のやり取りはずっと聞いていたいですね!
うまみイースト・紋四郎ファースト・アイツの豪華(!?)共演でした。
『落語会』とは言うものの、時間いっぱいトークでもいい気がします(笑)
膝隠しの定紋が五枚笹で不思議に思っていたのですが(三幸さんは結三柏・紋四郎さんは花菱)、笑利さんの持ち物だったからでしょうかと勝手に結論付けました。
トークコーナー
元々予定していた学校公演がなくなり、大阪⇔東京間を自腹で二往復することになった三幸さん。
開演時間を間近にしても、着物へ着替えないお話は面白かったな(笑)
偶然東京に来ていた笑福亭笑利さんも遊びに来ていたようで、途中からトークに参加。
どうやら東京に家を借りるかもしれないとの事で、今後の動向に注目します。
文枝師匠の『新婚さん』卒業、番組の観覧客とスタッフのお話が興味深かったです。
紋四郎さん・禁酒関所
関所のお仕置きが『百叩き』→『打ち首』→『火あぶり』と、だんだん過激に。
「ひさしぶりの水カステラ!」と五合徳利を奪い合う番人が面白かったです。
「身共は役目の手前、落ち度があっては相ならん」とは言いますが…。
あの酔いっぷりを見たら説得力がないですね(笑)
三幸さん・河豚鍋
「乙ですと 言うなフグにはよく当たる」
あれ?古典か!?と、意表を突かれました。
「大橋さん、いっとこ!」
どうにかして先にふぐを食べさせようとする、面の皮が暑い旦那さん(;’∀’)
ふぐを食べようとする際、この世の終わりと思えるような表情をする旦那に爆笑しました。
三幸さんが演ると新作っぽく聴こえてしまうのは私だけでしょうか(笑)
それだけオリジナリティが溢れているのでしょう!
仲入り
三幸さん・二つの未来
桂サングラスさん登場!
『とんがりコーン指にはめて食べると思ったら食べへんのかーい』を熱唱しました。
ドラムでしか会話できない『ごっちゃん』がいいキャラしてますね!
別れの前日から港にドラムセットを作る根性が素晴らしかったです(笑)
アニメ『マクロス7』に、ドラムでコミュニケーションをとるキャラクター『ビヒーダ・フィーズ』がいるのですが、こちらを参考にされているのかな?
紋四郎さん・三枚起請
三枚起請、初めて聴きました。
『物事には、解明しなくてもいい真実がある』
まさにその通りなんだなあと感じた一席でした。
にしても、お金を無心された清八さんはちょっと可哀そうですが…
登場人物の男性三名分、そして活版印刷で起請文を生産する遊女。
そして、誰にでも同じような態度を取り、秘密が漏れたら居直る。
泰然自若の様子は見習いたいものです。
そりゃ束になってかかっても怖気づいてしまうわけです(笑)
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