2021年5月28日
神保町・らくごカフェで開催の「神田愛山独演会」を現地鑑賞。
奇数月最終金曜日に開催される、愛山先生の二席です。
内容は、前席が連続物・後席が一席物になってます。
演目
神田愛山 双蝶々廓日記(七)〜三好屋と須山一刀斎の激突
神田愛山 島田虎之助
まとめ
ゴールデンウィークに五日間の稽古を敢行された愛山先生。
現在は、音源があるものは台本と一緒に渡し、できるようになったら聴くという対応をしているそうです。
(先輩から受け継いだものを、後輩に受け継がなければならない。と前置きした上で)
「稽古は合法的な追いはぎ」
が、手土産について先生のぼやきが止まらず(;’∀’)
今回は、愛山先生の物まね(兄弟子である松鯉先生と田村正和さん)が聞けました。
どの程度似ていたかは、目撃した方のお楽しみという事で。
どちらも面白かったことはお伝えしておきます(笑)
芸風が変わって来たのは、ある方と二人会を始めてからだそうで…
双蝶々廓日記(七)三好屋と須山一刀斎の激突
奴の小万が双蝶々に!
成長したんだなーとしみじみ感じてました。
「浪速三侠客」の一人、違袖の音吉が捕まってしまうところが(;’∀’)
七夕の夜、酔った三好屋の子分二人。
酔い覚ましに酔った茶屋の茶碗を、誤って須山一刀斎の道場の看板にぶつけてしまいました。
浪速三侠客を何とかしたい「血刀の金兵衛」と「須山一刀斎」
これはしめたものと、逃げ遅れた子分一人を松の木に縛り上げます。
その後、謝罪に来た兄貴分・そして違袖の音吉も松の木へ。
事情を聞いた三好屋四郎衛門は、須山の道場へ向かう事になります。
その場にいた奴の小万・音吉の子分・大関の濡髪と放駒。
さらには関脇の武蔵野も加え大所帯で殴り込み。
一刀斎の方は寄せ集めの「烏合の衆」なので、喧嘩が始まると圧倒され散り散りに。
三好屋は責任を取ってお縄になり「遠島」を申し付けられますが、「福島」という近所の島でした(笑)
という事で、次回へ。
次回は、大関・濡髪に危機が迫るそうです。
楽しみですね!
島田虎之助
「お主はなかなか筋がいい。これからも精進せよ」
天狗の鼻を折られることはよくありますが、こちらも例にもれず…
後に師匠になる男谷精一郎との立ち合い。
実力が離れすぎてると、花を持たせてもらったことすらわからないんですね…
二代目山陽先生と棋士のエピソードも興味深く伺いました。
島田虎之助は幕末の剣客。
幕臣、勝海舟の剣術「直心影流」・禅の師匠です。
残念ながら、39歳の若さで早世してしまいました。
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