2021年9月24日
神保町らくごカフェで開催された『神田愛山独演会』を現地鑑賞。
奇数月最終金曜日に開催されている、愛山先生珠玉の二席です。
前席は続き物、後席は一席物になります。
演目
神田愛山 双蝶々廓日記(九)〜馬野屋大八追い廻し(一)
神田愛山 清水次郎長伝~荒神山の間違い
まとめ
愛山先生の十八番、清水次郎長。
いつか聴きたいなあと思っていたので、一端だけでも聴けて満足でした。
来年の『伝承の会』に向けてある方に稽古をつけるそうです。
次回、11月26日は愛山先生のお誕生日。
『お祝いする資格を得た』ので、何を献上するか考えることにします(笑)
双蝶々廓日記(九)〜馬野屋大八追い廻し(一)
大八の立場がとにかく弱い(笑)
毎回返り討ちに合ってましたが、なんか憎めないキャラですね。
恩がある三好屋とは穏便に済まそうとしたのでしょうか。
暗殺を返り討ちにしたとは言え、広田の森で血刀金兵衛の子分七名を殺害してしまった濡髪。
奉行所はいつか出頭するだろうと待っていたが、まったくその気配がないため『上方一の御用聞き』馬野屋大八を捕縛の責任者に指名。
大八は三好屋四郎衛門の下へ行き、「穏やかに話を」したがあしらわれる。
家探しをしようとしたら、「目明しになる前世話したのは誰だ!」と返り討ちにされる始末。
「ここにいないとなれば…」
子分二人の家に気がついた。慌てる三好屋の下へやってきた武蔵野に、濡髪を逃がすように依頼。
が、濡髪と会った武蔵野は酒盛りを始めようとして大八に追いつかれた。
武蔵野は、濡髪をゴミ箱に入れ、自分が身代わりになった。
そうとも知らず、武蔵野を捕縛しようとした大八はまたも返り討ちに。
しかし、投げられた時に当たったゴミ箱を不審に思い、様子を見る事にした。
三好屋には、違袖の音吉・木津の勘助・奴の小万が集まっていた。
話を聞いた音吉はゴミ屋に変装してゴミ箱を回収。
勘助の船に移送し、匿われる事になるが…
清水次郎長伝~荒神山の間違い
次郎長のどの部分かと調べたら、どうやら15話目のようです。
wikipediaによると、1866年4月8日に伊勢国荒神山で起きた博徒同士の私闘とのこと。
『神戸の長吉』の母親の肝っ玉の大きさが痛快でした。
縁の下の隠れていた子分に罵声を浴びせるのに大爆笑。
侠客が大勢出て、誰が誰だかわかりませんでしたが(笑)
やはり大立ち回りは華がありますね!
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