神田愛山独演会5/27~東京ぼん太さんと愛山先生

2022年5月27日
神保町・らくごカフェへ行って参りました。

当日の公演は『神田愛山独演会』
奇数月最終金曜日に開催されている、愛山先生の連続物+一席物の公演です。

演目

花川戸助六伝(二)おでん屋新兵衛
講談私小説・唐草の背広

いずれも神田愛山さん口演

まとめ

後席の『唐草の背広』がとても印象的でした。
少年のような瞳で東京ぼん太さんを語る愛山先生。
さぞかし魅力的な方だったのでしょうね。

「間違いは広小路亭から」
愛山先生vs某女流講釈師の戦い
一言多いのはご愛嬌ということに…ならないな(笑)

常連の務めは率先して笑うこと!
「私に期待せず、私から期待させるようにする!」…(;’∀’)
当日の愛山先生は上機嫌で『のって』おり、物まねも絶好調でした!

次回は7月29日、19時開演です。

花川戸助六伝(二)おでん屋新兵衛

今回が序開き、ここから物語が始まるといったところでしょうか。
助六と子分のコミカルなやりとりが面白かったです(笑)

 

『元締め』として、幡随院長兵衛の子分を受け入れた助六は『黒手組』を結成し頭目に。
ある日の夜、アジトにおでん屋がやってきた。
お酒が欲しかった子分たちはありつき騒ぐ。

助六は、主人が花魁『揚巻』の父である新兵衛であることを聞く。
新兵衛は元々は千住の金物屋であったが、隣家の火事が延焼。

その後病を患ってしまい、娘を吉原に預け事業資金を借り受けたが
大門を出たところでスリに合って一文無しに。

新兵衛は松鶴屋から借金をしたが、いつの間にか元金を増やされていた。
事情を聞いた助六は直接話をつけようと、松鶴屋に出向くことに…

講談私小説・唐草の背広

無名の講釈師『品川陽吉』を主人公に、愛山先生の半生を描く
『実名と虚名が混沌とする』私小説講談シリーズです。

今回は、東京ぼん太さんのお話です。
同郷の栃木出身、思い入れが強かったであろうことは想像に難くないですね。

キャバレーの帝王からテレビの人気者へ駆け上がったぼん太さん。
全盛期は短かったですが、その勢いは凄まじかったとか。

二つ目時代、キャバレーの司会に代演で入った際
晩年のぼん太さんとお会いしたことを語って下さいました。

「芸人は売れなきゃ意味がない」
愛山先生が仰ると、すごい重みがありますね。

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