2023年2月24日
静岡県賀茂郡河津町へ伺ってきました。
河津町は1955年にカワヅザクラ(以下『河津桜』)が発見された地で、毎年2月1日から28日まで『河津桜まつり』が開催されています。
河津桜について

河津桜の由来
河津桜の原木を、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃、偶然発見したさくらの苗を、現在地に植えたものです。1966年(昭和41年)から開花が見られ、1月下旬頃から淡紅色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けました。
伊東市に住む勝又光也氏は1968年(昭和43年)頃からこのサクラを増殖し、このサクラの普及に大きく貢献されました。一方、県有用植物園(現農業試験場南伊豆分場)は、賀茂農業改良普及所、下田林業事務所(現伊豆農林事務所)や、河津町等と、この特徴ある早咲きサクラについて調査をし、このサクラは河津町に原木があることから、1974年(昭和49年)にカワヅザクラ(河津桜)と命名され、1975年(昭和50年)には河津町の木に指定されました。
カワヅサクラは早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。
河津町観光協会ホームページより
河津桜の写真





















菜の花の写真




アクセス
伊豆急行線 河津駅下車徒歩5分程度
河津桜の原木

河津桜原木物語
昭和三十年頃の二月のある日 この家の主人で会った飯田勝美氏が、河津川沿いの冬枯れの雑草での中で芽吹いたいた約1メートル位に育った桜の若木を偶然見つけて庭先に植えたのが始まりでした。
約十年後の昭和四十一年一月下旬 やっと花が咲き始めました。同年四月 主の勝見氏は花が咲くのを見届けて永眠しました。
その後きれいに咲く桜を見て譲ってほしいという話もありましたが、思い出の桜のため手放さなかったそうです。
当時、この家の屋号からこの桜は「小峰桜」と呼ばれ親しまれていました。
その後の調査で新種の桜とわかり、昭和四十九年には河津で生まれた桜であることから「河津桜」と命名され昭和五十四年四月に河津町の木に指定されてました。
原木の大きさ
現地案内板より 飯田ひでさん談
木高 約10メートル
樹幅 約10メートル
幹周 約115センチメートル
開花時期
一月下旬から三月上旬
原木の写真





アクセス
住所:静岡県賀茂郡河津町田中457
伊豆急行線 河津駅より徒歩20分
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