2023年2月24日
引き続き河津町を歩いています。
最終回は、伊豆七不思議にもなっているあの神社へ伺います。
河津来宮神社

御由緒・社名の由来
杉桙別命神社(河津来宮神社)
【由緒】
古くから鎮座していましたが、和銅年間(708年~715年)に再建され、平安時代に作られた「延喜式神名帳」という書物にも記されている歴史ある神社です。建久4年(1193年)に源頼朝が再建するとともに、社領九三石を奉納し、嘉禄2年(1226年)藤原頼経により社殿が再建、天保7年(1538年)に社殿等を焼失し、天保13年(1544年)には洪水により社領が流されましたが、国守代官清水康英等が再建しました。明治6年(1873年)郷社に列しました。神社本庁に属しています。【社名の由来】
古くは「桙別明神」、「木野(大)明神」「来宮(大)明神」「木野神社」「鬼崎(きのさき)明神」などと呼ばれています。慶長18年の棟札には木野宮大明神とあります。その後は、来宮と称せられました。明治2年に、韮山県へ届け出る時に、「延喜式神明帳」所載の神社の旧称により杉桙別命神社の名を復活させました。来宮神社は、伊豆半島南端から小田原にかけ相模湾沿岸に多数分布している神社ですが、謎に包まれています。当社の御祭神は、海から来たと言伝えられています。きのみやの「き」の意味には、木・来・忌・黄・鬼などが考えられます。「来宮」の名や、「鳥酒精進」を伝承することから、きのみや信仰を有する神社です。
現地案内板より
境内の写真
参道


拝殿


本殿・社務所


境内社山神社・秋葉山神社


その他の写真



杉桙別命神社の大クス


杉桙別命神社の大クス
杉桙別命神社(来宮神社)は、平安時代につくられた『延喜式』という書物の中に記されている古く格式のある神社である。
このクスの木は、県下でも有数の巨木として知られ、昭和十一年、国の天然記念物に指定された。目通り周十四メートル、高さ二十四メートルあり、樹齢は千年以上といわれている。「来宮様の大クス」とよばれ、古来より御神木として崇められてきた。河津には、江戸時代から明治時代中頃まで「河津七抱七楠」とよばれるクスの巨木が七つあったが、その中で、現存する唯一の木である。
当社は「鳥精進・酒精進」の行事があることでも有名である。氏子は毎年十二月十八日より二十三日まで禁酒し、鳥肉・卵を食べない。これを破ると火の災いがあるという。その由来は祭神杉桙別命が酒に酔い野原に寝ていたところ野火が起き、火に囲まれてしまった。そこへ羽に水をふくませた小鳥たちが飛来し、水を降らせて火を消し、野火から命を守ったという。「鳥精進・酒精進」の行事は、現在でも町内の氏子はもとより、町外の氏子や多数の崇敬者に守り伝えられている。
現地案内板より 河津町教育委員会
wikipediaによると
『鳥精進・酒精進』は元々12/18~24まででしたが
24日がクリスマスイブになるため一日短縮されたそうです。
現在でも期間中は
給食のメニューから鳥と卵が外されているとのこと。
御朱印

書置きを拝受しました。
初穂料300円。
アクセス
住所:静岡県賀茂郡河津町田中154
伊豆急行線 河津駅より徒歩20分
おまけ
神社の案内板です。


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