東京都美術館2023初夏~マティス展

2023年6月3日
上野・東京都美術館へ行ってきました。
4月27日から8月20日まで『マティス展』が開催されてます。

公式サイト→https://matisse2023.exhibit.jp/highlight/

マティス展

 20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869–1954年)。純粋な色彩による絵画様式であるフォーヴィスム(野獣派)を生みだし、モダン・アートの誕生に決定的な役割を果たした彼は、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩と光の探求に捧げました。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。

 世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作であり、マティス自身がその生涯の創作の集大成とみなした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。

パンフレット・公式サイトより

上記の写真は日本初上陸の『豪奢、静寂、逸楽(ごうしゃ、せいじゃく、いつらく)』

新印象派に影響を受けて描いた作品で
後に野獣派と呼ばれる『フォーヴィスム』に進む転換点となっています。

動画

アイエム インターネットミュージアム撮影
レポート→https://www.museum.or.jp/report/111676

4章 人物画と案内図 1918–1929

4、5、6章が撮影可能エリアだったので
抜粋して載せていきます。

5章 広がりと実験 1930–1937

6章 ニースからヴァンスへ 1938–1948

まとめ

油絵、彫刻、切り絵、そして礼拝堂…
家族やマティス自身が翻弄されながらも
力強い創作によって時代を駆け抜けた彼の生き様は称賛に値します。

特に、最晩年に礼拝堂をプロデュースしたマティス
その活力はどこから生まれていたのか?と驚愕しました。
筆者もこれくらい生命力溢れる晩年を過ごしたいです。

1900年代前半に活躍した画家は
避けることが出来ない『戦争』という強制イベントを通して
思想・画風が変化していく様子がとても興味深いですね。

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