松岡美術館’23夏①~『モネ・ルノワール 印象派の光』

白金台にある松岡美術館へ行ってきました。
現在こちらでは特別展が二つ開催されています。

まずは今回の目的『モネ・ルノワール 印象派の光』を見ていきます。
会期は2023年6月20日から10月9日までです。

モネ・ルノワール 印象派の光

今回は当館が所蔵する西洋画コレクションの中から、モネ、ルノワールをはじめとする、フランス印象派・新印象派の絵画を一堂に会します。

 印象派の画家たちが活躍した19世紀後半のパリは、ナポレオン三世の下、オスマン男爵が取り組んだ大規模な都市改造により道路拡張やガス灯の設置、また鉄道網が形成されるなど、市民生活が大きく変わった時代でした。

 その変化に呼応するように、伝統が王道とされた絵画の世界も変貌していきます。先駆けとなったのがマネでした。彼は約束事にとらわれない手法で、パリの新しい生活風景を描き出し、絵画に革新をもたらします。

 印象派の画家たちは彼を慕い、逆境の中で共に学び合いながら新たな表現を模索し、光溢れる絵画を作り出しました。

公式サイト→https://www.matsuoka-museum.jp/contents/7562/

まとめ

歴史の流れで見ていくと、印象派から新印象派
そしてフォーヴィスムへと画風の変化と共に現れているのがわかります。

特に、印象派→新印象派に変わるところが顕著。
力強くも少し影がある印象派に対して、
科学的理論に基づいて光を表現した点が素晴らしかったです。

新印象派・フォーヴィスムは、先日観に行ったマティスにも影響しています。
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作品

()は作者名です。

1 印象派誕生前夜

夕日の当たる池(ブーダン)

ブルターニュの村(ブーダン)

2 モネ、パリに出る

サン=タドレスの断崖(クロード・モネ)

ノルマンディの田舎道(クロード・モネ)

3 印象派展

エトルタの波の印象(クロード・モネ)

海、水先案内人(ブーダン)

4 人物画家 ルノワール

ローヌの腕に飛び込むソーヌ(ルノワール)

5 シスレーとピサロ

羊飼いの女(ピサロ)

丸太作りの植木鉢と花(ピサロ)

カルーセル橋の午後(ピサロ)

麦畑から見たモレ(シスレー)

アゲー湾、信号所(ギヨマン)

ポン=タヴァンの画家たち

ラ・ド・サン、フィニステール県(アンリ・モレ)

キブロンの時化(モーフラ)

グルノーブルから望むモンブラン(ロワゾ―)

7 新印象派の画家たち

オレンジを積んだ船、マルセイユ(シニャック)

遊ぶ母と子(エドモン・クロッス)

断崖(マルタン)

レンガの工場(リュス)

リュシー・クーチュリエの肖像(リュス)

新印象派からフォーヴィスムへ

川辺(ヴァルタ)

黄色い背景と大きな過敏(ヴァルタ)

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