2023年1月17日
浅草木馬亭に伺ってきました。
当日の公演は『木馬亭ツキイチ上方落語会(初春公演)』
2022年11月のお試し公演を経て
いよいよ本格的にスタートします。
演目
~仲入り~

まとめ
この顔付けで3000円はお値打ち!
今後も四名の上方落語家(∔前座・江戸落語家)が出演されます。
しかも次回から前売は2500円になるというサービスっぷり。
浅草(しかも演芸ホールから数百メートルの場所)で
上方落語はいかがでしょう?
木馬亭のレトロ感と相まって
きっと新たな体験ができるはずです。
楽太さんは『兵庫県出身の江戸落語家』
源太さん・太遊さん・雀太さんが『裏切者』といじる展開が面白すぎました。
源太さん 初天神
悪企みするとらちゃんの表情が!
そして、ネジが1本外れている向かいのおっちゃん。
二人が揃ったらどうなるかというと…
江戸落語ではさらっと外出してしまうのですが
ドタバタがある、上方の本家の方が個人的には好きです。
茶店のお姉さんにデレデレしている親子、男の性ですね(;’∀’)
『初天神(鷽替え神事)』は1月25日で、一週間後。
当日、全国の天満宮はとても賑わうのでしょう。
ネタ中の飴屋や団子屋がいるかもしれないですね。
昨年、NHK新人落語大賞決勝進出されたからなのか
いっきょいが増している源太さんでした。
呂好さん 盆唄
呂好さんの人情噺は毎回秀逸です。
十日戎で子供を授かる願掛けをして帰って夫婦が
ある迷い子を保護したことから物語は始まります。
一時期でも我が子のように育てると情が移ってしまい
実の両親の下へ連れて行くのか?
揺れる心の描写が秀逸で感動しました。
ちなみに、劇中で唄われている『おんごく』とは大阪府大阪市の民謡で、明治期までは盆の頃に2、30人の子供たちが歌い踊りながら町を練り歩いていたそうです。
仲入り
太遊さん 来て!観て!イミティ村
太遊さんは初聴き。
東北弁っぽい田舎言葉に圧倒されました。
「かたしりほい!」がずっと耳に残ってます。
このネタを聴いていると、何が真実で何が嘘なのか?
すべてはホントで嘘なのか?がわからなくなりました。
ううむ、考えさせられるお話ですね…。
雀太さん 宿屋仇
ウォシュレットの件にお腹がよじれて頭から離れません(笑)
久々の雀太さんでしたが、今回もいい意味でぶっ飛んでいて
楽しく高座を拝聴させていただきました。
はめものが入ると、どんちゃん騒ぎが想像できていいですね。
隣の部屋が騒々しい様子が生々しく、そりゃねえ…という感じでした。
その中で使用人に説教している侍がちょっと滑稽です。
伊勢参りの帰り、ぶっ飛んで騒いでいる三人組が
隣の部屋に侍が泊っていると聞いて変わる顔色。
『斬り捨て御免』のジェスチャーも面白かったです。
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