2023年2月9日
浅草木馬亭へ伺ってきました。
当日の公演は『木馬亭ツキイチ上方落語会(二月公演)』です。
演目
立川笑王丸 道具や
~仲入り~
まとめ
初めて聴く紅雀さんのパワー
(というか圧!?)がすごすぎました。
あとの福丸さん・佐ん吉さんは上品な高座だっただけに
紅雀さんのキャラが際立ってます。
まだまだ上方の実力者を聴けていないでしょうねえ(;’∀’)
顔付け担当の佐ん吉さん曰く
「大阪でも見られない顔付け」「濃い面々」
お言葉通り、とても濃密な公演でした。
三度さん 転失気
三度さんの古典は初めて聴いた気がします。
新作のイメージだったのですが、古典も本格派なんですね。
和尚と医者の噛み合わない会話。
→真相を知った時の和尚。何とも言えない表情が面白すぎました。
紅雀さん 打飼盗人
事情を知ってめちゃくちゃ優しくなり
一緒に問題を解決しようとする盗人。
こんな人ならいくらでも入ってきてほしいです。
まくらはスマホの件と機械音声の件が面白すぎて(笑)
近所のおっちゃんが話しているみたいでした。
それでいて落語ではしっかり引きこむ。
めちゃくちゃ実力ある方だなあと思います。
今後も聴きたい方がまた一人増えました。
仲入り

福丸さん 厩火事
福丸さんの高座も久々になってしまいました。
※ZOOM公演があるのでオンラインではよく見てますが…
間近で見ると、福丸さんの上品さが際立ってますね。
厩火事はわちゃわちゃしてるネタなのですが、
福丸さんの所作で相殺されており興味深かったです。
佐ん吉さん くっしゃみ講釈
「泥棒の話をしようとおもっていましたが…」
と紅雀さんに嘆き節(笑)
何のネタをしようとしていたのでしょうか。
ともあれ、ネタがついてしまうのでくっしゃみ講釈に変更
コロナ禍になって約3年。
やっと大手を振ってこのネタができる状況になりました。
なんだか感慨深いですね。
『くっしゃみ講釈』と『やかん』は落語家が講釈をするので
違和感大ありで演るのか?講釈師に寄せるのか?
上方の方はほぼ講釈寄りなので聴きやすいです。
見台があるのも大きいですね。
主人公の男の話し方が講釈に寄っていく様子
仇敵の講釈師に聞き惚れている様子。
とても面白かったです。
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