2022年7月3日
西尾市を歩いてきました。
今回は華蔵寺から目と鼻の先にある、花岳寺へ参ります。
祥雲山 花岳寺

『かがくじ』と読みます。
臨済宗の禅寺です。
概要
往占 金星山と称する真言宗寺院であった。貞和三年(1347)西尾実相寺より仏海禅師が入寺臨済宗に転じた。
東条吉良氏の祖尊義公山内に塔頭霊源寺を開基、大永五年(1525)東条吉良持広公諸堂を再興、永禄七年(1564)家康公寺両三十六石を寄進。
元和三年(1617)以降吉良義定公諸堂を修復、下って吉良上野介義央公諸堂の修復の後、華蔵寺絶岩禅師を請じて以後歴代継承して今日に至る。五世良哉禅師は白隠禅師の高弟として広く世に知られる。
明治初年御朱印地返上により塔頭霊源寺、広国寺を廃寺、その他漸次諸堂を失い今日に至る。
現地案内板より
境内の写真
参道


広国寺跡・霊源寺跡


薬師堂


本堂




この建物は貞享元年(1684)の建築で、吉良上野介義央の姉である光珠院が多額の祠堂金を寄付したとの記録があり、当地域のに残る数少ない吉良家ゆかりの建物です。
平成十四年度の修理工事にて屋根瓦をはずした結果、本来は杮葺きで、後に萱葺きに変更された事が明らかになりました。寺の記録によると延享四年(1747)に瓦葺きに替えられたようです。十七世紀末の典型的な臨済宗寺院の本堂として、貴重な建物といえます。
現地案内板より
孟宗竹伝来の籔


東条吉良家墓所





墓碑銘が削れていて読みにくいです。
吉良満義・吉良尊義ほか東条吉良家の代々の墓所になってます。
斎藤清左衛門の墓

元禄十五年十二月十五日未明、江戸吉良邸にいおいて討死。中小姓里方斎藤金右衛門が分骨。ここに葬るも、芝居での悪評ゆえか法名(本翁元来信上)を削りその後を隠す。
現地案内板より
御朱印

若いご住職さんで、快くご対応いただきました。
祈祷料300円
アクセス
祥雲山 花岳寺
名古屋鉄道西尾線 上横須賀駅より徒歩30分(華蔵寺より150m)
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