二葉と一花・東京編6/11~時間が…

2021年6月11日
お江戸日本橋亭で開催された『二葉と一花・東京編』を現地鑑賞。
桂二葉さん・春風亭一花さんの実力派による二人会。

約1年の延期を経て開演です。
座席は完売!お二方の人気度がうかがえますね。

演目

桂二葉   天狗さし
春風亭一花 大工調べ(上)
仲入り
春風亭一花 辰巳の辻占
桂二葉   打飼盗人

まとめ

終演時間前倒しの要請があったため100分ほどの濃縮した公演でした。
オープニングトーク中に言及がありましたが、一花さんは無事(!?)にユニットを脱退されたようです。

当日三公演目、「家計を支えている」一花さん。
「時間がない」と言いながらも大工調べを演り、後席もまくらをふる自由な高座でした。

二葉さんは、某コンテストの勝ち上がり方について、愚痴を交えながら一花さんに講義。
が、盛り上がる直前に当り鉦が鳴る様子に爆笑しました。
ガラ悪い登場人物のお話は天下一品ですね!

二葉さん・天狗さし

「天狗さし」と言えば雀太さんのイメージだったのですが、二葉さんもいいですね。
擬音語多めで、陽気な高座でした。

天狗と間違えてお坊さんを捕まえていましたが、誰にも指摘されなかったらどうなってしまったのだろうかと想像するとゾッとします。

まくらでは、延命の神社で「死ぬなら今」を演った某師匠のお話に笑い転げました。

一花さん・大工調べ(上)

「江戸っ子」一花さんの啖呵は説得力がありますね。
前回聴いた時よりブラッシュアップされてました。

大家さんに会いたくないけど、行かなきゃならなくなった棟梁。
そして、棟梁の言葉尻を捕らえる大家さん。
お互いあまり仲は良くなかった?

「そうだ!あたぼうだ!」
店賃をすぐためてしまう与太郎。
滞納している店賃は1両800文と言いますが、何か月分になるのでしょうか。

仲入り

一花さん・辰巳の辻占

一花さんの遊女が出て来るお話を初めて聴きました。
男性キャラが強いイメージでしたが、女性の我が強いキャラもいいですね。

「なむあみだぶつ。ひのふのみっ!」
陽気な心中もあったものです。
つきあう遊女も大変ですねー。ご苦労様です。

鈴本演芸場近くの某牛丼店から、落語の台本を持って出たところ…
というお話がとても面白かったです。
ばったり会ってしまうと、自分でもわからない行動をしてしまうものですね(笑)

二葉さん・打飼盗人

偶然にも、「大工の道具箱」を取り戻せない話と、取り戻した話が並びました。

「おるるるるるら!」と言いながら迫る強盗。
押し入った先の不憫な姿を見てお金を渡したが最後。
「へてなー」と続けられ、終いにはどちらが強盗かわからなくなってました。

「博打する奴は人間のくずや!」
博打で家財一式がなくなってしまった家主に説教してましたが、ちょいちょいおちょくられ、ノリツッコミする様子が面白かったです。

おまけ
終演後番組表を持っている、主催の吉田食堂さん

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