2020年9月21日
落語芸術協会配信、オンライン「五派で深夜」を視聴。
隔月で末広亭にて開催されている会ですが、現在深夜の時間帯は公演ができないためネット配信にて代替されております。
開催前に、プロデューサーである春風亭吉好さんのチャンネルで応援配信がありました。
こちらは観る事ができますので是非ご覧くださいませ。
配信のトップランナー、吉好さん・紋四郎さん・かしめさんお三方の配信論が伺えます。
演目
立川かしめ 穴子でからぬけ
笑福亭羽光 私小説落語~悲しみの歌
三遊亭好青年 豆や
桂紋四郎 三分落語「豆や」「書割盗人(だくだく)」
柳家花飛 一眼国
オープニングトーク
進行は紋四郎さん。
「チャット読みの紋四郎」という二つ名を持っているだけあり、さすがのコメント拾い。
好青年さんのご両親が見ていたようで、スウェーデン語で話しかけておりました。
youtubeは世界中で観られますから、こういったことも可能なんですね!
かしめさん・穴子でからぬけ

昇進してからは、初めて観るかしめさん。
当時から実力は高かったです。将来立川流のエースになる逸材でしょう。
与太郎の笑い方がツボに入ってしまいました。
遅い時間帯なので、笑いすぎて隣に聞こえないか心配でした(;’∀’)
羽光さん・悲しみの歌

羽光さんは2021年五月に真打昇進が決定しております。
まくらで突拍子もない募集が!Σ(゚Д゚)
ただ、これが羽光さんの通常運転ですw
私小説落語は、羽光さんの少年時代~青年時代の出来事を綴った
実話を基にした落語です。今回は好夫少年(=羽光さん)のファーストキスの物語。
実際はありえないのですが、無意識のうちにプールからグラウンドへゴロゴロ転がっていく描写は想像すると面白いですね。
好青年さん・豆や

スウェーデン人の好青年さんが江戸の人物を演るだけで、こんなに面白くなるものなのか(;’∀’)
ちょっと片言だったりする「違和感」が、いい意味でとても面白かったです。
この方の高座は今後も見て観たいですね!
紋四郎さん・三分落語

三分落語が芸協チャンネルへ進出!三分落語の歴史について解説がありました。
落語というより、「色物」と言った感じでしょうか。
上方は寄席で芸人さんが余芸を披露する機会がありますからね。
今回は「豆や」と「書割盗人」の二席。
書割盗人はチャットでお題を募集してすぐ演じる「おはよう落語」スタイルでした。
花飛さん・一眼国

トリは花飛さん。
一眼国は初めて聴きましたが、こんな話だったんですね。
見世物小屋で働く香具師が六部から聞いた「一つ目の女の子」を探しに出かけ、
捕まえようとしますが、逆に捕まってしまい見世物にされてしまうというお話です。
「欲は身を失う」
正にその通りですね(;’∀’)
まとめ
チャットが盛り上がり、スーパーチャットも結構飛んでおりました。
「おはよう落語」視聴者が多かった印象ですが、それも含めて大成功だったのではないでしょうか。
演者に配信者が2名+「名プロデューサー」吉好さんがおられたので、
安心して観る事ができました。
エンディングでタイトルを画面から消したのは名采配でしたね!
コメント