大須演芸場7/2 2部~講談スペシャル!

2022年7月2日
大須演芸場へ行ってきました。
1部に引き続き2部も鑑賞です。

1部のチケット半券を受付に提示すると
2部のチケット(通し券)を1000円で購入できます。

演目

登龍亭獅鉄 豆や
旭堂鱗林  出世の白餅
タックイン 漫才
旭堂小南陵 応挙の幽霊

~仲入り~

登龍亭福三 中部独立戦争(朗読)
林家楽一  紙切り
宝井琴調  肉付きの面

まとめ

1部2部合わせて6本の講談と、初の登龍亭一門の落語。
長講もあり、貴重な体験をすることができました。

また、講談中心の企画があった際には伺いたいと思います。
年一回くらい開催してくれないかな?(;’∀’)

今後も進化するであろう大須演芸場に
皆さまも是非足をお運びくださいませ!

獅鉄さん・豆や

持ち時間15分のところ、注意事項で11分!
『豆や』なら3分あれば成立させられるか…

しかし、1部2部とお見事な開口一番でした。

鱗林さん・出世の白餅

近江国出身の武将・藤堂高虎と、家老になった居相孫作。
若者時代、伊勢国四日市で起こった出来事です。

「ますます出世のしろもち(城持ち)」
従業員が犯したミスを上手くかわせたと思いきや…
この宿主もとんだ災難に遭いましたね。

それでも文句を言わず宿賃を前借りとし
さらに二人合わせて四貫文を投資するとは太っ腹ですね!

タックインさん・漫才

吉本興業名古屋支部所属の芸人さんです。
東京・大阪・福岡に支社があるのは知ってましたが
愛知県にも支社があるんですねー。

1部2部共通で演られた電気屋のネタ。
昭和世代ならわかるであろうくすぐりがたくさんあり
懐かしさすら感じました。

小南陵さん・応挙の幽霊

円山応挙は京都出身・居酒屋の夫婦は大阪天満から流れてきたので
関西弁(京都弁?)の方がしっくりくるのかな?

余名幾ばくも無い太夫の身寄りを探す手だてとは言いながら
本心はただ描きたいだけという応挙。
もちろん謝礼は払ってますが、欲が出るのはいいですね。

怪談でありながら人情話でもある読み物。
今後、いろんな方の口演を聞いたみたいですね。

仲入り

福三さん・中部独立戦争

宇宙世紀0079
中京圏は中京連邦を設立し、独立戦争をすることに。

なんだか某アニメで聞いたようなお話ですが、そういうことです。
支えるのは中京圏が本社の大企業。
社名は挙げないですが…そういうことです。

昔、講談師は釈台に置いた台本を読んでいたというお話から。
このネタは『朗読』という手法をとってました。

楽一さん・紙切り

幽霊画・七夕・小南陵さん
『幽霊画』は初めて切ったとのことでした。

琴調さん・肉付きの面

酒癖が悪いって言うのは、どうにもならない悪癖です。
その時の気分で、人ひとり殺したようなものですからね。

が、因果応報で自分に返ってくるものなんですね。
このネタを聴くと、襟を正さなくてはという気分になります。
ちなみに、作中に出てくる『太宗寺』の閻魔様は↓です。

やましい事をしていると睨んでいるように見えて
いいことをしていると微笑んで見える。なるほどなー。

琴調さんの師匠・五代目宝井馬琴先生は
愛知県内海町(現・南知多町)のご出身。
「少しは師匠孝行ができたかな」と仰っていたのが印象的でした。

おまけ
小南陵さんの紙切りは筆者がリクエストしました。
ご本人を目の前に、即興で横顔を切っていただきましたので
現物の画像を乗せておきます。

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