2020年7月5日 神田連雀亭ワンコイン寄席に伺って参りました。
連雀亭は二ツ目(もしくはそれに準ずるキャリアの芸人さん)専用の寄席です。
出演情報・最新情報は公式ブログよりご確認ください。
通常は
「ワンコイン寄席(11:30~12:30)」
「昼席(13:30~15:00)」
「夜席(19:00~20:30)・貸席(時間は開催日による)」
なのですが、新型コロナの影響で「夜席・貸席」は現在休席となっております。
また、ソーシャルディスタンス確保のため定員も通常の50%(20名)です。

演目
昔昔亭喜太郎 辰巳の辻占
桂紋四郎 つる
春風亭柳若 皿屋敷~ソーシャルディスタンス編~
喜太郎さん・辰巳の辻占
喜太郎さんは落語芸術協会のユニット「芸協カデンツァ」の一員。
今回初めて高座を拝聴しました。このネタも多分初めてかな?
再開に当たり連雀亭では客席と高座の間にアクリル板が設置されたのですが、照明が反射して自分の姿が映るそうです。自分に向かって落語をやっているという不思議な感覚だと仰っておりました。
こちらは花魁と心中を装いひと巻き騒動起こるお話です。
思い詰めて身投げする(と装っている)若旦那が笑いながら外へ出て行ったり、水辺で投げやりなお経を唱える花魁。
最後は石を互いに投げ入れ、狐と狸のように化かし合いをしておりました(;’∀’)
紋四郎さん・つる
連雀亭再開一回目は、紋四郎さんが出演する日と決めておりました。
3日にもご出演されておりましたが平日のため断念。日曜日の今回となりました。
配信では何度か観ているつるですが、生というのとアクリル板を通す事で更に面白かったです。
物知りで知られている甚兵衛さんですが、若い衆には散々な言われようです。擁護意見も「町内の生き地獄」と言われる始末。
床屋にあったつるの掛軸は元々「首長鳥」だったが、なぜつると言われるようになったのか?甚兵衛さんの焦り様が…(;´∀`)
この説明が、聞こえるか聞こえないかのささやき戦術なのですが、アクリル板を通すと声がこもって聞こえづらくなりました。
このヒソヒソ演出は最高だったなあ。
柳若さん・皿屋敷~ソーシャルディスタンス編~
高座に上がるなり戸惑っていた柳若さん。
反響するので水の中で喋っているようだとの事でした。
落語芸術協会のお達しでコール&レスポンスが禁止なり、柳若さんの皿屋敷~マイケル・フレディ~は禁演落語になってしまったそうですが皿屋敷に入りました。
ニセ伯山の講談までは同じ内容でしたが、途中から構成が変わっておりました。朝から並ぶ常連に対しお菊さんの選挙演説!?
本日が都知事選挙だったので立候補していたのでしょうか!?
「井戸さえあればどこでもできる」全国ツアーをしていたお菊さんですが、咳がとまらない流行り病で客席半分、お菊さんの前にアクリル板が設置。
最後は、通常であればお客さんが殺到し逃げられなくなるのですが、客席が半分になっていたので…
まとめ
3月末から3ヶ月以上お休みしていた連雀亭ですが、7月1日より再開しました。
守って頂いたオーナー、番頭の皆様には頭が下がります。
夜席がないので土日祝日が中心になりますが、なるべく足を運ぶようにしたいと思います。
おまけ
ビートルズのレコードジャケットのように、2階楽屋からお見送りをして頂いた紋四郎さん。

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