連雀亭昼席10/17~神田紅御一門のお三方

2020年10月17日
神田連雀亭昼席「講談きゃたぴら」を拝聴。
今回のご出演は、神田紅純さん・神田真紅さん・神田紅佳さん。

お三方とも神田紅先生の御一門で、プチ一門会となりました。

演目

神田紅純 煙草屋喜八(四)軍師八兵衛
神田真紅 水戸黄門漫遊記〜台ヶ原仇討
神田紅佳 お富与三郎〜仕置き

紅純さん・軍師八兵衛

煙草屋喜八の四話目です。
三話目はいつか聴いていたなあと覚えておりまして、先月かと思ったら3か月前でした(;’∀’)
今回は続きになります。

お千代の本心は「次郎兵衛と一緒になりたい」
駕籠屋の七五郎の手引きで、家を抜け次郎兵衛の下へ。
ここではいつ見つかるか危ないので、麻布の煙草屋宅に身をひそめる事となります。

七五郎はこの後、病に倒れてしまいました。
煙草屋で二階で仲睦まじく暮らしていた次郎兵衛とお千代でしたが、ある日父親である五郎兵衛の料理番、熊吉に見つかり捕縛されてしまいます。

煙草屋は恫喝を受け大家八兵衛の下へ。
この大家は元旗本で曲がったことが大嫌い。
話を聞いた八兵衛は私が話をすると、五兵衛を連れてくるよう促します。

「かどわかしだ!」と息巻く五兵衛をなだめ、猶予をもらう八兵衛。

次郎兵衛とお千代から事情を聞き、証拠の品「結納時の書きつけ」を手に入れた八兵衛は
この後五兵衛と対峙する事になります。

真紅さん・台ヶ原仇討

茨城県のご出身真紅さん。
先日の「住みたい都道府県ランキング」で見事最下位から脱出した茨城県ですが、入れ替えで最下位になった栃木県は某先生の地元でした。

そんな茨城県の大人物と言えば水戸のご老公。

「このお方をどなたと心得る。水戸中納言(先の副将軍)水戸光圀公にあらせられるぞ」
時代劇「水戸黄門」を見ていればこの文句は必ず出てきますね。
昔見ていた「水戸黄門」を思い出すような今回のお話でした。

神奈川の宿に到着したご老公一行。
ある茶屋にて、六尺豊かな大男が鉄の棒を持っていました。
腕に覚えがあるようなので、からかった助さん。

しかし、その事から一行と同行する事に。
酒の勢いで「稽古をする」と言い出しましたが、武芸の達人であるご一行の相手にはなりませんでした。

その夜、訪問者が。
聞けば同行している男が仇だというので、代官を呼ぶことに。
許可を得て、台ヶ原にて仇討ちをする事となります。

紅佳さん・仕置き

紅佳さんは前日に掲載された、東京新聞の記事
連雀亭加藤オーナーへのインタビューの写真に載っております。

「お富与三郎」初めて聴くことができました、かなり嬉しい。

春日八郎さんの歌「お富さん」とは、このお富の事だったんですね。
「死んだはずだよお富さん。生きていたとはお釈迦様でも知らぬ仏のお富さん」
清水アキラさんのものまね、強烈に印象が残っております(;’∀’)

日本橋大店の若旦那与三郎は、木更津の親分である赤間源左衛門の妾であったお富と相思相愛の中に。
その事を子分である「みるくいの松五郎」のから聞かされた源左衛門。
旅に出ると嘘をつき、現場を押さえます。

与三郎は身体中切り刻まれ血だるまに。
見ていられないお富は海を身を投げてしまいました。

しかし、与三郎・お富とも命は助かっておりました。
二人は三年後源冶店(げんやなだ)にて再開する事となります。

まとめ

大雨、気温も低いという事で客入りはどうかなと思っておりましたが、つばなれしておりました。
講談にもブームが起こってますね!

紅先生一門、個性豊かな方々だなあと感じた昼下がりでした(´▽`)

おまけ
当日の受付をされていた紅佳さんです。

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