2021年1月11日
神田連雀亭ワンコイン寄席に行って参りました。
連雀亭は、都内最大の防疫をしている寄席です。
講談、江戸落語共に今年初拝聴となりました。
演目
神田紅純 秋色桜(しゅうしきざくら)
橘家文吾 夢の酒
入船亭遊京 粗忽の使者

紅純さん・秋色桜
現在都内各地で見られる桜。
江戸時代、上野に寛永寺を創建した天海が奈良の吉野山に見立て、桜の植樹を行ったのが始まり。
(出典:東叡山寛永寺ホームページ)
※寛永年間に作られたので「寛永寺」という名称になったそうです。
秋色桜は、芭蕉十哲の一人である宝井其角から教えを受けた「秋色」ことお秋の出世物語です。
上野の山を訪れた際に詠んだ句、「井の端の 桜あぶなし 酒の酔い」が有名ですね。
これが宮様の目に留まり…
町奉行に呼び出されたお秋の父親の勘違いが面白かったです。
「はいかい」馴染みのない単語なので戸惑いますよね。
お秋の生家は現在も、「秋色庵大坂家」という和菓子屋を経営してます。
会社が近いので今度行ってみようと思います。
文吾さん・夢の酒
「大いなる矛盾」
劇場はなんとなく20時までは営業可という雰囲気になってます。
ただ、不要不急の外出は控えるようにというお達し。
劇場は開いている・演者はいる。客はいない…(;’∀’)
お正月のニュースでは大勢で初詣して「コロナ終息」を願っている人がいる。
こちらは、500円で一瞬の笑いを求めに来る。
どちらがご利益あるでしょうか。個人的には後者ですが、果たして…
夢の酒は、夢を見た若旦那とその話を聞いた女房。
そして父親の大旦那まで巻き込むドタバタ劇です。
お花さんが泣き出す際の、声にならない声に大爆笑。
(゚д゚)
お花さんの話が夢の話と知った大旦那は、こんな感じになるんでしょうね。
口が達者なお花に押し切られ、
夢の中に居る向島のお宅へご意見しに行った大旦那でしたが…
遊京さん・粗忽の使者
扇遊師匠の大掃除に行った際、ラーメンをごちそうになった遊京さん。
ラーメンの味がしない…コロナか!?と思ったところ、スープの素が入っていなかったそうです。
粗忽の使者は、文字通り粗忽物の「地武太治部右衛門」という侍が殿様の使者を務めるお話です。
犬を馬と間違える。
反対に乗ってしまい、馬を一回転させようとする。
など「松曳き」と並んで、ザ・江戸落語という全編笑いが絶えないお話ですが、治部右衛門の周りにいる人々は面倒を見るのが大変でしょうなあ…
終盤登場する職人に舐められるのもわかる気がします(;’∀’)
まとめ
ワンコイン寄席は午前中からお昼まで60分間のため、伺ったきました。
緊急事態宣言が2月7日まで(1/12現在)で、この1ヶ月間はオンラインの比重が高くなるかと思います。
それぞれに楽しみ方はあるので、状況に応じてどちらも活用していきたいですね。
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