2020年7月11日 神田連雀亭昼席に行って参りました。
毎日13:30~15:00に開催されております。
連雀亭の特徴として、いろいろな協会の方が混合で出演されておりますので、普段の寄席ではない番組編成を観る事ができます。
今回はトップの伸しんさんが落語芸術協会、紅佳さんが日本講談協会、吉緑さんが落語協会、トリのこなぎさんが講談協会で、みなさん別々の協会に所属されております(紅佳さんは落語芸術協会との二重加盟)
演目
桂伸しん 棒鱈
神田紅佳 元寇~神風は吹いたか
柳家吉緑 だくだく
神田こなぎ 牡丹灯籠~お札はがし
伸しんさん・棒鱈
伸しんさんは正月興行以来でしょうか。
初めて高座を聴いたのは、昨年の三遊亭遊雀師匠の会「遊雀庵」だったかな?
伸べえさんの弟弟子なので、兄弟会があれば破壊力が凄まじいでしょうね(;’∀’)
いちがちぃはぁ松飾り~
にがちぃはテンテコテン
さんがちぃは雛まちり~
しがちぃはお釈迦様~
田舎侍のこの歌が毎回耳に残りますw
紅佳さん・元寇~神風は吹いたか
紅佳さんはyoutubeチャンネルを持っておられます。
連雀亭再開後初の高座ということで、客席の様子を撮影をされておりました。
動画で使用するそうなので、今後配信される映像のどこかで映っていると思います。
紅佳さんチャンネル「痛快ベニカメラ」
このネタは初めてかな?
「元寇」という単語自体数十年ぶりに聞いた気がします(;’∀’)
紅佳さんもマニアックなネタと仰っておりました。
時間の都合上、今回は文永の役のみ。
歴史上初めて「神風」という言葉が使われたのも元寇からでしょうか。
撤退時に遭遇した暴風雨により、元軍は半数近くが行方不明となる大損害を出しております。
抑揚のある語り口でとても面白かったです。
まだ覚えたてなのか、人物の名前を間違えるところもご愛嬌ですね(´▽`)
歴史上の人物は同じような名前が多くて混乱します。
吉緑さん・だくだく
某夢の国は命を懸けている人が多く、再開後も必死の形相で参加している人が多いようです。
それに比べて連雀亭は、「再開?しょうがないから行くか…」という意見の人が客も演者もw
それくらい肩の力を抜いた方がいいのでしょうね(;’∀’)
吉緑さんのだくだくは少し変わったサゲです(´▽`)
どういったものかは実際ご覧になってご確認ください。
絵が上手い男との宿替えの問答と、泥棒が箪笥の取っ手を掴めない動作にいつも大爆笑してしまいますw
泥棒が壁を触る場面では、アクリル板に触るか触らないかの絶妙の距離間でした。
こなぎさん・牡丹灯籠~お札はがし
こなぎさんは2回目でしょうか。
普段講談協会の定席などに行くことがないので、拝聴できる貴重な機会。
怪談という事もあり、淡々と語っておられる印象です。
紅佳さんが抑揚のある語り口だったので、陰陽の対比が見られた事も興味深かったです。
耳障りの良い声で内容がスッと入ってきました。
「カラン、コロン」足音のする幽霊…
まとめ
最寄りの小川町駅を出てから連雀亭までの道のりでゲリラ豪雨にあいました(;’∀’)
終演後は雨が上がっており、自分が雨男と言う事を実感する週末となりました…
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