遊京・染八・幸太三人会9/11~トラ!トラ!トラ!

2022年9月11日
お江戸日本橋亭へ伺ってきました。
当日の公演は『トラ!トラ!トラ!三虎の会 遊京・染八・幸太三人会』

江戸落語家・入船亭遊京さん
上方落語家・林家染八さん
浪曲師・京山幸太さんの三名によるユニットです。

演目

入船亭遊京 錦の袈裟
林家染八  三題噺
京山幸太  阿武松緑之助
(曲師:一風亭初月)

~仲入り~

コント:アルプスの少女ハイジ

京山幸太  難波の帝王
入船亭遊京 こぶ関羽
林家染八  くっしゃみ講釈

まとめ

公演時間がなんと3時間半!
オープニングからみなさんエンジン全開で
いつの間にか時計を見たら15:00を回っていました。

古典・新作1席ずつということでしたが
新作の完成度がとにかく高い!
特に染八さんの三題噺は圧巻です。

今回、染八さん・幸太さんの高座を現地で初めてで楽しみでした。
お二方とも期待を裏切らないですね~。
そして、いつも思いますが上方は実力が高い!

毎回行ってる公演でルーティーンをこなすだけでなく
初めて行く公演にも行かなければと感じた日曜の昼下がりでした。

遊京さん 錦の袈裟

『江戸っ子の見栄』
このネタを聴くのは2回目かな。
遊郭にて、ふんどし一丁で踊る面々を想像すると笑えますね。

染八さんの三題噺が完成するまでの時間稼ぎも兼ねてるため
時間たっぷりの高座でした。

遊京さんの高座は3,4年ぶりでしょうか。
以前連雀亭で開催されていた『噺家十人十色』以来ですね。
当時は中国の漫談をされていた記憶があります。

染八さん 三題噺

お題は『MVP』『お月見』『東京』

関取が引退して俳優に。
CM撮影にて波乱が起きる…というお話です。

芝居はそれなりにできるけど
辛いのが苦手で、猫舌で、堅いのも苦手
どんなCMならできるのか!?(;’∀’)

幸太さん 阿武松緑之助

能登・七見村出身の第六代横綱、阿武松緑之助
出世物語は講談と落語にも演目としてありますね。

日に七升の米(約10.5kg)米を毎日食べた!?という長吉。
どんな勢いで太っていったのか、興味があります。

仲入り

コント アルプスの少女ハイジ

ハイジ:幸太さん
クララ:染八さん
おんじ:遊京さん

おじいさん役の遊京さんが投げ飛ばされた際
白いひげにしている小道具の綿が口の中へ!
5分ほどむせて、一旦水を飲みにはけました(;’∀’)

河内弁のでかいクララ
催眠術を使うハイジ
虐げられるおんじ…

コントは、ハイジとクララのちょっと変わった行動に
おんじが優しくツッコミを入れる形で進行しました。

お三方の写真→入船亭遊京さんのTwitter

幸太さん 難波の帝王

派手なシャツとサングラスで
竹内力さんの『欲望の街』を歌いながら登場!
さすがに歌が上手い!!

〇田〇次郎ならぬ、千田金次郎が両親が受けた仕打ちを
相手に仕返しする金融業を始めるまで。

めちゃくちゃいい人情噺だったので
続編があれば是非聴いてみたいですね!

遊京さん こぶ関羽

『まんじゅう怖い』に『こぶ弁慶』を継ぎ足して
そこに遊京さん得意の中国ネタを入れてます。

弁慶ではなく、関羽が出てくると…
いずれにしても面倒くさいのは変わりないですね。

染八さん くっしゃみ講釈

『こしょうの粉・2銭・横町の八百屋』
何を買うか忘れてしまい、一人右往左往する主人公。
八つ当たりされる八百屋さんは災難ですね…。

講釈師がくしゃみをするまで、一連の挙動が面白すぎました。
「ほんだへいへいへいへいへい…」
そこに至るまでの、難波戦記修羅場読みはお見事でしたねー。

覗きからくりの『八百屋お七』が投獄されていた小伝馬町は会場の近所です。
※画面下の『日本橋永谷ビル』が会場
ということで、現地のといえば現地のネタですね。

 

おまけ
『難波の帝王』エンディングで使用された
道頓堀を連想させる背景です。
幸太さんの直筆サイン入り!

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