三四郎・小痴楽二人会5/15~サプライズ!

2021年5月15日
横浜にぎわい座で開催された「三四郎・小痴楽」二人会を現地鑑賞。
ほぼ同期である実力派お二方の会です。

Twitterのフォロワーさんの呟きを見て、急遽横浜まで行ってきました。

演目

柳亭楽ぼう  雑排
春風亭かけ橋 幇間腹
桂三四郎   過去のないワイン
柳亭小痴楽  粗忽長屋
仲入り
柳亭小痴楽  蔵前駕籠
桂三四郎   感動の舞台裏

まとめ

三四郎さんの生の高座は2019年10月以来2回目。
これまで聴きに行かなかったことを反省する大爆笑の高座でした。

三四郎さんから「まくらがノープランなので、何が出るかわからないびっくり箱」
と評された小痴楽さん。

その小痴楽さんから前座さんへの想いは、春風亭吉好さんのyoutubeチャンネルで配信されているのでこちらをご覧ください(16日まで)

オープニングトーク

今回は前座さんがお二人出演なので、トークはなしでいいですよと仰っていたようですが、蓋を開けてみれば10分以上。

寄席が閉まったり落語会が中止になっているので、みなさん話したいのでしょう。
楽屋で話し、舞台で話し、出番前にも話す。
この後の高座では少し疲れている様子でした(;’∀’)

無観客落語・自粛期間の過ごし方。
そして、小痴楽さんが企画された「前座応援会」の話題があがりました。

スケジュール帳が真っ白になると日記になるようです(笑)

楽ぼうさん・雑排/かけ橋さん・幇間腹

感染症の影響で、前座さんの高座が少なくなっています。
「我々にできることなら!」と三四郎さん・小痴楽さんが一肌脱ぎ、前座さんが二名ご出演。

結果、3時間に迫る公演時間になりました。
内容盛りだくさんで大満足です。

三四郎さん・過去のないワイン

ワインとワインが喋るファンタジー?です。
擬人化は柳家小ゑん師匠の名作「ぐつぐつ」で体験済みなので、難なく世界に入っていけました。

登場「人物?」が個性的で、とても分かりやすいお話でした。
記憶を失っている、主人公は何と…!?

イタリア産の「トナリーノ、オンドレーハ、ダレデースカ」がツボに(笑)
ちょっと繊細なブルゴーニュさんも面白かったです。

先月末からの緊急事態宣言により、少し増えてきたオンライン公演。
東京→落語配信が多い。
大阪→ゲームやったり、ご飯4合食べたり。
脱力しながら見られるので、個人的には大阪の配信の方が好きですね。

小痴楽さん・粗忽長屋

初めて落語を観たのが柳家小三治師匠の粗忽長屋。
小痴楽さんの高座で、浅草演芸ホールと小三治師匠の姿が見えました。

小痴楽さんの飄々とした佇まいと、粗忽長屋のそそっかしい様子。
「おうっ!」という江戸っ子独特の調子。
「くまー、くまーって。あっ熊は俺だ」
落語の登場人物は全員頭おかしい!?

先日報道された寄席の無観客公演→休業のお話も。
振り上げた拳をすぐ下ろせる(上げてない事にしてる?)のも、大人の対応ですね。

仲入り

小痴楽さん・蔵前駕籠

このネタは初めて聴きました。
明治維新前夜、追剥が発生していた蔵前通りを通りたい遊び人と、行きたくない駕籠屋の駆け引きが面白かったです。

威勢のいい若い駕籠屋は、吉原まで行くかと思いきや追剥が出る場所までという契約。
二日連続で追剥が出たので今日は出ないだろうと考えていたようですが、やっぱり出ました。

落語芸術協会では、5月1日から新真打の昇進披露興行が行われる予定でしたが、6月11日スタートに延期。
現在は打ち上げができないですが、小痴楽さんによると「正しい披露目の在り方」があるようで(笑)

三四郎さん・感動の舞台裏

演題名から、先日優勝された「上方落語若手噺家グランプリ」のお話をネタにされたのだと勘違いしてました。
しかし面白かったなー。現状、今年見た高座で一番です。

「サプライズを披露できなかったことがサプライズ」
事前に話し合った方がいいのかもしれないですね(笑)
あと、スピーチの原稿は自分で考えないと…(;’∀’)

結婚する事になった娘は、父親と血がつながっていない。
結婚式を盛り上げたい父親は、疎遠になっている本当の父親を式の当日にサプライズとして呼び寄せ、感動のスピーチを行う計画を立てましたが…

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