5月11日開催分の渋谷らくごを拝聴しました。
こちらは通信トラブルがあり、収録に変更され分です。
配信の演芸に関してはまだまだ黎明期で、みなさん模索しながら開催されているので、温かい目で見守っていきましょう。
今回のご出演は神田鯉栄先生と古今亭文菊師匠。
「伯山ティービー」で好感度急上昇中の鯉栄先生と、令和元年度花形演芸大賞受賞文菊師匠の共演です。
演目
神田鯉栄 寛永三馬術~誉れの梅花・愛宕山
古今亭文菊 明烏
前説・後説 サンキュータツオ

鯉栄さん 寛永三馬術~誉れの梅花・愛宕山

Podcastでも言及されていた「田端のキミ」の続報について。
前座時代病んでいた鯉栄さんが癒されたJR京浜東北線の車掌さんの声に、約16年ぶりに再会しましたが…
この後の話は「鯉栄チャンネル」でとの事です(´▽`)
景気が良くて、おめでたくて、元気が出る一席。
こちらのネタは鯉栄さんの十八番ですね!
鯉栄さんの売りである啖呵は家光公が怒る場面「止めるなよー!」
わざとらしく止める松平伊豆守にもニヤリ。
「名人は上手の坂をひと登り」曲垣平九郎が石段を登っていく様子が、新時代の扉を拓いていくこれからの世界を暗示しているのかなと感じました。
…なんだか動いてる鯉栄さん見ていたら泣きそうになってしまったなあ(´;ω;`)
文菊さん・明烏

ご本人曰く「スケベなお坊さん」(;’∀’)
文菊さんを初めて聴いたのは3年前の鈴本演芸場でしょうか。
その時のネタは「金明竹」だったのですが、関西弁の言い立てが見事で客席が沸きに沸いておりました。かなり浅い時間(確か3番目だったかな?)でもあれだけ盛り上がっているのは、寄席に行き始めた当時でも鳥肌が立しました。
静寂を楽しんでいた文菊さんです。
お堅いぼっちゃんと、「町内の札付きのワル」である源兵衛と多助の吉原珍道中。
なよなよ~っとしている坊ちゃんが何とも言えないですね!
茶屋の女将のキャラにも爆笑しました。
ただ、あんなに泣きわめいた割に収まるのは納得できないですが(;’∀’)
まとめ
難しい判断だったと思いますが、配信でも演芸を届けて頂いた渋谷らくごさんに感謝申し上げます。
今後については未定だそうですが、収録した映像を翌日以降に期間限定で観れるといういう今回のような手法もありだと思いました。
ただ、基本的には寄席と同じように生配信・アーカイブなしになるのでしょうか。
当然会場で生の演芸を楽しむのがいいに決まっておりますが、個人的には演芸の配信に大賛成です。
日本全国どこでも楽しめる、そして新型コロナウイルスの感染リスクゼロというメリットがあるので。繰り返しますが、まだまだ黎明期なので配信に失敗しても暖かく見守ることも大切ですね。
本日の演者のお二方のyoutubeチャンネルです。
是非チャンネル登録、応援をお願いします。
シブラクyoutube
こちらが「田端の君」に言及したPodcastです。
限定配信なので、お早めにお聞きくださいませ。
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