しのばず寄席5/4夜~GW特別興行②

2022年5月4日
お江戸上野広小路亭『しのばず寄席』(夜公演)へ。
前日に続いての参加となりました。

演目

立川幸路    子ほめ
立川寸志    猫と金魚
宝井琴鶴    天正宮本武蔵・鍋蓋試合
みま      ミュージック・クラウン
三遊亭好太郎  親子酒

~仲入り~

桂紋四郎    鷺とり
X-GUN   漫才
三笑亭夢丸   五貫裁き

まとめ

『定席』では絶対にありえない顔付け(芸協・立川流・講談協会・円楽一門会・上方落語協会・漫才協会)をありがとうございました。

木戸銭2000円(予約だと1500円!!)で観られるのは嬉しいですね。
夕方スタートなので、休日じゃない限り最初から観る事はできないですが、それでも充分お釣りが来る公演ではないでしょうか。

今後も永谷商事さんの企画から目が離せないですね。

寸志さん・猫と金魚

「人間は金魚を食べない」
食べない前提で話は進むのですが、番頭さんの思い込みは激しいようです。
一言一句間違えないように行動させようとすると(笑)

来月55歳になる、史上最高齢の『二つ目』寸志さん。
お若く見え、どうみても厄そこそこ!?

琴鶴さん・鍋蓋試合

『天狗昇飛切の術』
巌流島の決闘にて、宮本武蔵が佐々木小次郎を仕留めた技。

神田派の寛永宮本武蔵伝では関口弥太郎から伝承されますが、
宝井派の天正宮本武蔵伝では塚原卜伝から伝承されます。

武蔵は手ほどきを受けるために腕を試されます。
まずは知能を試すお酒のクイズ!?が4問。
そして、卜伝との立ち合い。

武蔵が斬りかかってくるのに対して卜伝は鍋蓋で対応。
顔に打ちつけやけどを負わせる姿は、老いてなお盛んなところでしょうか。
二人が囲炉裏を挟んで気合を試す様子もよかったですね。

好太郎さん・親子酒

お願いから、お世辞に落ちるおかみさん(笑)
結局お酒を出してしまうんですよね~。

なんだかんだ言って、優しい方です。

仲入り

紋四郎さん・鷺とり

先日九重”夢”大吊橋のテーマ曲に採用された、『天空の散歩道』を激推し!
初見?の方が困惑している場面もありました(笑)

都会から九重町→吊橋に来る方。
旅人の安全は、日々町の方々によって守られているんですね。

X-GUNさん・漫才

「はいどーもー!バッツグーン!」
芸歴32年の西尾さんと嵯峨根さんのコンビで、漫才協会所属。
当時毎週のように出演していた『ボキャブラ天国』は毎週見ていたので、あの頃のスターが目の前で漫才をしていることに興奮しました。

西尾さんがハイテンションなボケをして、嵯峨根さんがあやすようにツッコむ。
以前テレビで見ていた頃と変わらなくていいなあと感じました。

嵯峨根さんは21歳のお子さんがおり、恐妻家。
西尾さんは独身。どちらが幸せに暮らせているのかはわかりませんね(笑)

夢丸さん・五貫裁き

お金の恨みは恐ろしい。
奉行は質屋の徳力屋に味方したと思いきや…。
全てを見越しての裁きだったんですね。いやはや恐ろしい。

五貫文=5000文を毎日、いついかなる時でも受け取ることになった徳力屋。
受け取り(領収書)を毎日発行し、『本人』が町役人5名を引き連れ奉行所に出頭。
謝礼で店が傾くと悟った徳力屋は…この辺は計算がつくのでしょう。

『一文吝み(おしみ)の百知らず』でしょうかね(笑)
示談に持っていったのは賢い判断だと思います。

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