2020年7月19日
ライブハウス梅田TRADの公演『LIVEWIRE Presents スペシャ寄席』をオンライン視聴。
弾き語り×音楽の融合、そして『新しいエンターテイメントへの挑戦』
『スペシャ』とは『スペースシャワーTV/スペースシャワーネットワーク』の略で、『スペシャル』の略ではありません(笑)
アーカイブがありますので下記よりご購入下さい
購入は7月25日 21:00まで(視聴は同日23:59まで)
正直、かなりおススメの公演です!
概要
<落語×音楽の異種格闘技戦!>
①桂九ノ一 × 森良太
落語と音楽のガチ対バン
②笑福亭笑利 × ヤマサキセイヤ
楽曲からインスパイアされた、創作落語を披露!?
③桂紋四郎 × 石崎ひゅーい
桂紋四郎の古典落語を聞いて、石崎ひゅーいが選曲したのは!?
当日は、落語家とアーティストで3つのブロックを作って進行。
各ブロック約40分という時間の中で、落語と音楽LIVEを交互の繰り広げていくという、全く新しい形の、異種格闘技戦が繰り広げられる予定。
LiveWire・スペシャ寄席ページより
演目
※青色が落語家チーム、黄色がミュージシャンチームです。
笑福亭笑利×ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)
怪獣のバラード・ぬいぺに・ハッピーポンコツ
『冷めない夢』より創作した新作落語・冷めない夢
桂紋四郎×石崎ひゅーい
ガールフレンド・さよならエレジー・アヤメ
景清・ピーナッツバター
まとめ
演芸、いやエンターテイメントの新世代を感じた公演。
正直なところ、開演前までは「落語と弾き語りは合うのか?」と懐疑的でしたが、開けてビックリこれがガッチリはまっていました。
おそらく、1対1というのがよかったのかなあと。
これがバンド対落語だったら、がっちり嵌まらなかったのではないでしょうか。
歌→歌→落語→歌という流れもよかったですね。
特に笑利さんとヤマサキさんのパートが群を抜いてよかった!
『インスパイア』されたという笑利さんの新作落語が完璧な出来で、会場では涙する方が続出したそうです。
スペシャ寄席は音楽ファンと演芸ファンのコラボレーションでもあるので、これをきっかけに音楽ファンが演芸を観る、演芸ファンがライブを観るといった流れができればいいですね。
九ノ一さん×森良太さん
九ノ一さんは、憧れのライブハウス・そしてミュージシャンとの共演で、かなり気合入ってた印象。
そして落語家チームトップバッターでもあったので、気迫こもった高座で公演を勢いづかせてました。
森良太さんはとある上方落語家の御子息とのこと。
どなたが父親かを言及してなかったので詳細は控えますが、ご興味ある方は検索を。
森さんのyoutubeチャンネル↓
笑利さん×ヤマサキセイヤさん
完璧なセッションでした。
「ウケたい側のバンドマン」というヤマサキさんと笑利さんのトークが(笑)
漫才のような掛け合い→歌の流れがよかったです。お二方にはまた共演してほしいですね。
笑利さんの落語は『冷めない夢』から着想得た新作。
設定としてはかなりぶっ飛んでますが、最後は感動する人情噺でした。
主人公はアルバイトの警備員。ある日同級生のサラリーマンと再会、居酒屋で飲んでいたところ、イベントで開催していた七夕の笹飾りに世界平和の願い事をした。
その夜、夢の中に『牛耳っとる者』が出現。
牛耳っとる者とは、誰かが糸引いてる・陰謀論の根源の人。
警察に電話をしようとしても、「なんやかんや牛耳られてるので電話できません」(笑)
牛耳っとる者は七夕の願い事をランダムで毎年叶えていて、今回『世界平和』を叶えることになったと告げる。世界平和を叶えるには、本人が行動しなければならないと言うが…。
『キュウソネコカミ』のyoutubeチャンネル↓
紋四郎さん×石崎ひゅーいさん
「落語×弾き語りは『まぜるな危険』なのか?」
石崎さんはこの日のために着物と下駄を購入し、着流しで登場しました。
その姿は波田陽区さんに勘違いされるとか(笑)
紋四郎さんは『景清』
この番組の流れだと人情噺になりますよねー。
落語を初めて聴く方のため、言葉を噛み砕いておりわかりやすい高座。
定次郎の苦悩と甚兵衛さんの親心に胸を打たれました。
クライマックスは石崎さんがギターで『はめもの』を披露。
事前にスタッフと打ち合わせしていなかったので、皆さん慌てていたそうです。
石崎ひゅーいさんのyoutubeチャンネル↓
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