2022年1月27日
神保町らくごカフェで開催
『たこらく~月亭秀都・桂九ノ一・桂源太の上方落語を聴く会①』を現地鑑賞。
キャリアはそれぞれ、秀都さん8年・九ノ一さん6年・源太さん4年。
源太さんは東京初お目見えだったそうです。
演目
~仲入り~
桂九ノ一 時うどん
桂源太 皿屋敷
月亭秀都 蔵丁稚
まとめ
すさまじい勢いを感じる公演でした。
みなさん二席とも大熱演、全力投球される姿は清々しさもあり。
熱演しすぎて時間がカツカツになるのは、落語会あるあるですね(笑)
今後は隔月の開催で、次回は3月24日(木)18:30開演。
九ノ一さんがトリになるそうです。
この公演は、今後人気出そうな気がします!
伝説になるであろう、第1回を聴けて嬉しかったです。
トークコーナー
前日の繁昌亭夜席、『平成生まれだけで寄席を組んでみた。』で一緒だったお三方。
東京への交通手段が話題になり、秀都さんは新幹線、九ノ一さん・源太さんは夜行バスでした。
秀都さんが新幹線で移動したのには理由があるようで…。
秀都さん・桃太郎
「年号ない!国の名前ない!おじいさんとおばあさんの名前もない!」
「ふ~ん?」
イライラする父親の感情を逆なでする、物知りな子供。
最後には立場が逆転して…。
子供の話し方がかわいかったです。
フレンドリーな大阪のおっちゃんおばちゃん。
あるあるが共感できすぎて…(笑)
九ノ一さん・池田の猪買い
今回の九ノ一さんは、二席目の時うどんと併せどちらも冬のお話。
『池田』は東京で言うところの『調布』になる…なるほど。
具体的な地名で親近感が湧きました。
男の高速うなずきはまったく話を理解していない証拠。
体を温めるためには、○○を飲み込めばいいわけですね…ってそんなわけあるかーい!
源太さん・湯屋番
羽織紐を結べないところも、勘当された若旦那っぽかったです。
形から入るタイプなのか?と思っていたら、期待をはるかに上回る実力でした。
若旦那の妄想が振り切ってていいですね~。
あんなにダイナミックに飛び跳ねたら番台が壊れそうですが、お客さんが見物するのもわかる気がします。
妄想つながりでまくらはあの女優さんとのお話。
あまり詳細を書くと営業妨害になりそうなので、この辺で…(;’∀’)
仲入り
九ノ一さん・時うどん
九ノ一さんノッてましたね。
腕があるのは当然で、さらに終盤の勢いが段違いです。
友達にたくさん銭を借りた喜六さん。
「何もごまかさなくても」という独り言が漏れてました。
これなら損しても大丈夫…ではないな。
源太さん・皿屋敷
二席目は羽織紐を結んで高座へ。
「ああ~っ怖い!行ってみようか?」
怖い怖いと言いながらも、お菊さんを観に行きたくなっちゃいますよね。
口の悪い物知りおじさんがだんだん閉口していく様子が(笑)
屋敷への道中で熱い抱擁を交わす二人(喜六清八かな?)
帰ろうとする喜六を突き放しながら、やっぱり心配な清八に目頭が熱く…ならない。
秀都さん・蔵丁稚
芝居噺は文都一門のお家芸!
判官切腹の場面を昨年12月に文楽で観たのですが、本物を見るとネタの見方が変わります。
劇中劇の、登場人物・セリフの意味がわかり深みが出ますね。
「ごはん食べたい!ごはんごはん!」
駄々をこねる丁稚のさだきちが可愛かったです。
おまけ
終演後のお三方の写真です。
快く応じて頂きありがとうございました!
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