都電荒川線周辺を歩く~寺社探訪①

都電荒川線(東京さくらトラム)の寺社を巡りました。
今回は赤枠の『都電雑司が谷』→『飛鳥山』(豊島区・北区)周辺。
神社のみになってしまったので、今後は寺院にも伺います。

出典:東京都交通局

大鳥神社(雑司が谷)

御由緒

当神社はもと鷺明神と称し正徳二年(1712年)鬼子母神境内に創祀せられ、当時千登世橋に近く出雲藩下屋敷で藩主松平公の嫡男が疱瘡にかかった時、鷺明神に祈り治ったので厄病除けの神として尊崇されていたが、明治維新神仏分離に当り現地に移した。

東京神社庁ホームページより

境内の写真

『雑司が谷七福神』です。

手水舎と拝殿

雑司が谷一帯は、昭和初期までナスの一大生産地だったんですねー。
ナスの他、青菜や大根も盛んに生産されていたようです。
詳細は→https://www.tokyo-ja.or.jp/farm/edomap/tokyo26.php

境内社の三杉稲荷神社です。

御朱印

3月14日に拝受。
初穂料は500円で、書置きでした。

アクセス

大鳥神社

都電荒川線・鬼子母神前駅 徒歩2分
詳細→東京神社庁ホームページ

池袋御嶽神社

ご由緒

 御鎮座の年代ははっきりしていないが、第百六代正親町天皇の御世天正年間(1573~1592)頃といわれ、その百年後の貞享四年(1687)に社殿創建(岸野六之助氏の調査)といわれる。また、古老の話によると武田勝頼(1546~1583)の家臣団が甲州より池袋の地に逃れ、持参してきた神宝でこの地に神社を造営したという伝承も残っている。爾来池袋下上の丘に鎮座し池袋駅西口一帯(池袋・西池袋)の鎮守の社として崇敬されてきた。

 嘉永六年(1854)に社殿が造営され、幕末明治期には絵師、堤等川による大絵馬が数面奉納されている。昭和13年(1938)には村社に社格が昇格し、社名が三嶽神社から御嶽神社に改称される。

  (中略)池袋の袋と鳥の梟の発音が良く似ており、また梟は苦労を除き福を呼込む(不苦労・福籠)神様とも言われる事から、近年梟のお守りが授与されている。 

池袋御嶽神社ホームページより引用

境内の写真

手水舎と参道

拝殿です。

拝殿脇の写真と本殿です。

池袋らしく、ふくろうがいました。

境内社の『子育稲荷神社』
結ばれているのはすべて狐の置物です。

本社神輿と、工事中の境内・玉垣です。
『池袋ふくろ祭り』は当社の例大祭で、土曜夜にこの本社神輿が渡行します。

御朱印

4月10日に拝受。
初穂料は500円で、直書きしていただけました。

アクセス

池袋御嶽神社

JR池袋駅 徒歩10分
詳細→池袋御嶽神社ホームページ

大塚天祖神社

ご由緒

天祖神社は、昔の巣鴨村(今の巣鴨・西巣鴨・北大塚・南大塚・東池袋二~5丁目・上池袋1丁目)の鎮守さまで、鎌倉時代末の元亨年間(1321~4)に、領主の豊島氏が伊勢の皇大神宮の神さまをお迎えしておまつりしたのが最初だと言われております。

明治六年に天祖神社と名前が変わるまでは、神明社・神明宮と呼ばれていて、江戸時代には十羅刹女堂も境内に祀られていました。

天祖神社の例大祭は毎年9月17日で、その前後の土曜日、日曜日には百基近くの神輿や山車が繰り出されての盛大なお祭りになります。

大塚天祖神社ホームページより

境内の写真

狛犬・手水舎・参道

拝殿と社額です。

こちらが本殿でしょうか。

3つの境内社
左の写真→三峯社・榛名社
中の写真→稲荷社
右の写真→厳島社・熊野社・菅原社

さざれ石と、ご神木・『夫婦鴨脚(めおといちょうのき)』
1945年4月13日の城北大空襲で被災。黒く焼け焦げた跡が残っていますが、枯れることなく現代に生き続けています。

御朱印

5月29日に拝受。
初穂料500円、直書きしていただきました。

アクセス

赤塚天祖神社

JR山手線・大塚駅   徒歩2分
都電荒川線・大塚駅前駅 徒歩3分
詳細→大塚天祖神社ホームページ

七社神社

ご由緒

当神社は往昔の御創建ながら、寛成五年(1793)の火災により古文書、古記録等を焼失したため詳らかではありません。 しかし、翌年9月秋分の日に御社殿は再建され、故にこの日を当社の大祭日と定め、現在も賑やかなお祭りが執り行われています。当時は仏宝山無量寺の境内に祀られ、「江戸名所図会」には無量寺の高台(現・古河庭園内)に「七社(ななのやしろ)」として描かれています。

明治時代になり、元年(1868)に神仏分離が行われ翌2年に一本杉神明宮の社地に遷座され、西ヶ原村の総鎮守として奉祀されるに至りました。

(中略)この境内から隣地にかけての一郭は「七社神社裏貝塚」として知られ、縄文土器・弥生土器・土師器(はじき)等が発見され古代人の生活の場であった事がうかがわれます。現在でも、西ヶ原・栄町の総鎮守として篤い崇敬を集めています。

七社神社ホームページより

境内の写真

手水舎と参道です。
手水舎は手をかざすと水が流れるセンサー式を採用しています。

左右の狛犬。
子供を抱えている事から『子守犬』とよばれ、子宝・安産・家庭円満のご利益があると云われているそうです。

拝殿です。
氏子だった渋沢栄一揮毫の社額が掲げられています。

腹籠の椎
写真左下の部分が妊婦さんのように膨れている事から、撫でることにより子宝・安産のご利益にあずかると云われています。

枯松を祭る文の碑
詳細は三枚目の説明書きをご覧ください。

舞殿です。
羽子板が飾ってありました。

境内社です。
熊野神社(左上)
天祖神社(一本杉神明宮=右上)
稲荷神社(左下)
菅原神社・三峯神社(右下)
もう一つ『疱瘡社』という境内社があるのですが、写真を撮り忘れてしまいました。

願掛公孫樹と呼ばれるご神木。
周りには絵馬が奉納されてました。

御朱印

9月4日に拝受。
初穂料500円です。
川瀬ホシナさん作・渋沢栄一のイラストが入ってます。

アクセス

七社神社

東京メトロ南北線 西ヶ原駅2番出口より徒歩2分
JR京浜東北線  上中里駅・王子駅駅より徒歩10分
都電荒川線    飛鳥山駅より徒歩5分

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