2021年2月28日
お江戸上野広小路亭にて「月亭方正・桂三幸ふたり会」を現地鑑賞。
チケットは早くから完売!
客席は若い方(20代?)が多く、いつもの落語会とは違う雰囲気でした。
演目
桂三幸 みかん屋
月亭方正 しじみ売り
~仲入り~
月亭方正 大安売り
桂三幸 グランメゾン大阪
まとめ
素晴らしい公演でした。
仲入り時、主催の郷さんが涙ながらに公演ができた事を喜ぶ姿が印象に残ります。
それを受けての三幸さん。
全力のグランメゾン大阪は圧巻の高座でした。
方正さんの高座は初めてでしたが、さすが面白いですねー。
御年53歳という事に驚愕。
まくらの大部分はご長男のお話だったので、子煩悩なのだなあと感じました。
三幸さん・みかん屋
一席目は古典でした。
2021年は「落語元年」と仰っていたので、今年は古典にも力を入れるのかな?
「こんにちはー」「なんやお前かいな」の幕開けは、何か違和感が(笑)
三幸さんは愛媛県出身。
みかん屋は和歌山産のみかんを売るお話ですが、一部愛媛に置き換えてました。
日本のみかん収穫量は、1位和歌山県・2位愛媛県・3位静岡県です。
1円の元値そのままで300個売ってきたにわかみかん屋。
「上を見ろ」の意味を勘違いしており、甚兵衛さんに筋書きを教えてもらい再度商売に出かけますが…
方正さん・しじみ売り
しじみ売りは初めて聴きました。少年の役が似合ってますね!
「がんばれよー!」
若い衆が涙を浮かべながら少年に送った声援が、とても印象に残ってます。
良かれと思ってやったことが裏目に出てしまう。
よくありますよねえ。ただ、やらない方がいいのかと言われればそうでもない。
難しいところです…
方正さんは、前日に桂宮治さんの真打昇進披露興行(浅草)にゲスト出演
→都内別会場で高座→大阪でテレビ出演。
そしてこの日は昼夜公演。売れっ子ですねえ。
仲入り
方正さん・大安売り
高座では泣かないようにしているとの事ですが、しじみ売りで涙を流した方正さん。
「きれいな涙だったでしょ?」と仰っておりましたが…
江戸の本場所に出場した関取。相手が勝ったりこちらが負けたりで全敗。
「勝った話は相手が向こうがしとるでしょう」
(;’∀’)
「土つかず」は、体に土がついていないだけ…
(;’∀’)(;’∀’)
関取の名前からまくらで変なキラキラネームのお話がありました。
検索するといろいろありますねえ…
将来どうするのでしょうか。
三幸さん・グランメゾン大阪
「見台の使い方の正解」が見られるグランメゾン大阪。
扇子を包丁・見台をまな板に見立てたり、座布団と格闘する姿はこれぞ上方落語だなあと思います。
帰国した大使が2週間自主隔離しているなど、現代の世相を反映するくすぐりも。
「ミシュラン」の言い間違いのボケも増えてたかな?
しかし、これは体力使うでしょうねえ…
三幸さん途中息切れを起こしてました(笑)
ウーバーイーツをしていた「しんたろう君」
その前にみかんとしじみを売っていたそうです。
今ごろはモルディブで楽しくやっているのでしょうか。
おまけ
仲入り時にスピーチする、主催者の郷さん。

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