2021年5月8日
上野公園~寛永寺まで散歩してきました。
今回より神社だけでなくお寺の御朱印/写真も収集します。
写真が多くなったので、2記事に分けました。
上野公園
スタートは上野公園。
入ってすぐにある上記の噴水は、寛永寺「黒門」の再現だったんですね。
ただの噴水だと思ってました…オハズカシイ。
弾痕の残る現物が荒川区の円通寺にあるそうなので、今度観に行きたいと思います。
八代目桂文楽は西黒門町に居を構えた事から、「黒門町」と呼ばれていました。
この黒門が町名の由来だったんですねー。
動画も撮影しました。
※音量にご注意ください。
大田蜀山人の碑
西郷隆盛の銅像と、彰義隊の墓です。
寛永寺・清水観音堂
御由緒
清水観音堂は、寛永8(1631)年に天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正(1536~1643)によって建立されました。
天海大僧正は寛永2(1625)年に、二代将軍徳川秀忠公から寄進された上野の山に、平安京と比叡山の関係にならって「東叡山寛永寺」を開きました。これは、比叡山が京都御所の鬼門(艮=東北)を守るという思想をそのまま江戸に導入することを意味し、江戸城の鬼門の守りを意図したのです。そして比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を次々と建立しましたが、清水観音堂は京都の清水寺(きよみずでら)を見立てたお堂です。
清水観音堂は、京都の清水寺の義乗院春海上人から、同寺安置の千手観世音菩薩像が天海大僧正に奉納されたことにちなみ、清水寺と同じ舞台作りで、初めは上野公園内の「擂鉢(すりばち)山」に建てられました。しかし元禄初期、今の噴水広場の地に、寛永寺総本堂の根本中堂建設が決まると、その工事に伴って元禄7(1694)年9月に現在地に移築されました。上野の山に現存する、創建年時の明確な最古の建造物です。
平成2年12月から文化財保存修理が行われ、平成8(1996)年10月に竣工、元禄移築時の面影を再現するに至る、国指定重要文化財です。
清水観音堂ホームページより
境内の写真
手水舎と「人形供養塔」
「秋色桜」
同名の講談で有名です。現在の桜は九代目との事。
「月の松」
浮世絵師の歌川広重により、「名所江戸百景」の一つとして登場してます。
拝殿です。
外観からの撮影は問題ないとの事でした。
こちらが本殿でしょうか。
御朱印

祈祷料は500円。
感染症対策のため、御朱印は書置きです。
アクセス
各線・「上野駅」徒歩5分
詳細→清水観音堂ホームページ
五條天神社
御由緒
当社は、景行天皇の御代(1100年頃)、日本武尊が東夷征伐のために上野忍ヶ岡を御通行の際、薬祖神二柱にご加護をいただいた事に感謝し、慈に両神をお祀りなされましたのがご創祀であります。
尭恵法師の『北国紀行』に「正月の末武蔵野のさかい忍ヶ岡を優遊しはべり鎮座の社五條天神と申しはべり」云々として記され、この正月は室町時代(文明十八年)とされております。
(中略)社地は寛永寺の境内拡張により、当時の神職瀬川家屋敷内に遷り、大正に至るまでお祀りされましたが、昭和三年に現地に遷座されました。
当社は古くから「天の神」を祀る事により「五條天神」と呼ばれ、薬祖神としての尊崇が篤く、平成二十二年五月に、ご創祀より壱千九百年の記念隊大祭が斎行された、東都有数の古社であります。
頒布資料より
境内の写真
手水舎は動画でもどうぞ。
御神木です。
拝殿と狛犬です。
神楽殿と「七福社」
左側が社務所です。
右は本社神輿、渡行は三年に一度です。
御朱印

初穂料は500円
直書きしていただきました。
花園稲荷神社
花園稲荷神社は、五條天神社の兼務社です。
御由緒
ご創始の年月は不詳です。古くから此の地に鎮座し、「忍岡稲荷」が正しい名称ですが、石窟の上にあった事から俗称「穴稲荷」とも云われていました。
承応三年(1654年)、天海大僧正の弟子、本覺院の住僧晃海僧正が悪夢に感じ廃絶していたお社を再建し上野の山の守護の神としました。幕末、彰義隊の戦いでは最後の激戦地(穴守稲荷の戦い)として知られています。後、明治六年に岩堀数馬、伊藤伊兵衛等の篤志家によって再興され、「花園稲荷」と改称、五條天神社が現地に御遷座になるの及び、社殿も南面して造営され神苑も一新されました(旧社殿は俗称お穴様の処です)
お穴様の左奥にありますお社は古書に弥右衛門狐と記され、寛永寺ができる時に忍岡の狐が住む処が無くなるのを憐れみ、一洞を造り社を祀ったと云われます。
社地はお穴様を中心にす約2,000坪(今の精養軒や韻松亭を含む6,600㎡)ありましたが、明治の上地の為、現在は五條天神社と併せて約1,000坪になりました。
頒布資料より
境内の写真
手水舎と額堂。
伊藤博文揮毫「神徳惟馨」の扁額が掲げられてます。
拝殿・狛狐・社額です。
上野公園側からの参道には、千本鳥居がありました。
御朱印

初穂料は500円。
兼務社の五條天神社社務所にて拝受。
こちらは書置きタイプでした。
アクセス
JR「上野駅」 上野公園口より徒歩5分
京成線「上野駅」 徒歩4分
詳細→東京神社庁ホームページ
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